「復(また)教詔(きょう しょう)すと雖(いえど)も、而(しか)も信受(しん じゅ)せず」と申すは孝(こう)に二つあり。世間の孝の孝不孝は外典の人々これを し(知)りぬべし。内典の孝不孝は設(たと)ひ論師 等なりとも、実教(じっきょう)を弁(わきま)へざる権教(ごんきょう)の論師の流れを受けたる末の論師なんど(等)は、後生(ごしょう)し(知)りがた(難)き事なるべし。何(いか)に況(いわ)んや末々の人々をや。
(平成新編0428・御書全集1266・正宗聖典ーーーー・昭和新定[1]0639・昭和定本[1]0446)
[文永07(1270)年12月"文永06(1269)年"(佐前)]
[真跡・中山法華経寺(100%現存)]
[※sasameyuki※]