『星名五郎太郎殿御返事』(佐前)(秘) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

伝へ聞く、彼(か)の南三北七の十流の学者、威徳(いとく)こと(殊)に勝(すぐ)れて天下に尊重(そんじゅう)せられし事、既(すで)に五百余年まで有りしかども、陳(ちん)隋(ずい)二代の比(ころ)、天台大師 是(これ)を見て邪義なりと破(は)す。天下に此(こ)の事を聞きて大きに是を にく(憎)む。然(しか)りと いへど(雖)も、陳王・隋帝の賢王たるに依(よ)りて、彼の諸宗に天台を召(め)し決せられ、邪正(じゃしょう)を あきらめて前五百年の邪義を改め、皆 悉(ことごと)く大師に帰伏(きぶく)す。又 我が朝(ちょう)の叡山(えいざん)の根本大師[細雪注・伝教大師最澄のこと]は、南都・北京(ほっきょう)の碩学(せきがく)と論じて、仏法の邪正を たゞす事 皆 経文を さき(先)とせり。
(平成新編0364・御書全集1206~1207・正宗聖典----・昭和新定[1]0559・昭和定本[1]0415)
[文永04(1267)年12月05日(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[秘・念仏真言破折]
[※sasameyuki※]