問うて云(い)はく、成仏の時の三身(さんじん)とは其(そ)の義 如何(いかん)。答ふ、我が身の三千円融(えんゆう)せるは法身(ほっしん)なり。此(こ)の理(ことわり)を知り極(きわ)めたる智慧の身と成(な)るを報身(ほうしん)と云ふなり。此の理を究竟(くきょう)して、八万四千の相好(そうごう)より虎狼野干(こ ろう やかん)の身に至(いた)るまで、之(これ)を現じて衆生を利益(りやく)するを応身(おうじん)と云ふなり。
(平成新編0115・御書全集ーーーー・正宗聖典----・昭和新定[1]0230・昭和定本[1]0085)
[正嘉02(1258)年(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]