悟性論(ごしょうろん)に云(い)はく「人心を さとる事あれば、菩提(ぼだい)の道を得る故(ゆえ)に仏と名づく」と。菩提に五(いつつ)あり、何(いず)れの菩提ぞや。得道(とくどう)又 種々なり、何れの道ぞや。余経に明かす所は大菩提にあらず、又 無上道にあらず。経に云はく「四十余年 未顕真実(しじゅうよねん みけんしんじつ)」云云。
(平成新編0027・御書全集0151・正宗聖典----・昭和新定[1]0101・昭和定本[1]0018)
[建長07(1255)年(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]