『刑部左衛門尉女房御返事(忠孝書)』(佐後)夫(それ)外典(げてん)の孝経には、唯(ただ)今生(こんじょう)の孝のみを をし(教)へて、後生(ごしょう)のゆくへ(行方)を し(知)らず。身の病を いや(癒)して、心の歎(なげ)きをやめざるが如(ごと)し。内典 五千余巻には人天・二乗の道に入れて、いま(未)だ仏道へ引導する事なし。(平成新編1505・御書全集1399・正宗聖典----・昭和新定[3]2162・昭和定本[2]1806)[弘安03(1280)年10月21日(佐後)][真跡、古写本・無][※sasameyuki※]