夫(それ)味に六種あり。一には淡(あわき)、二には鹹(しおからき)、三には辛(からき)、四には酸(すき)、五には甘(あまき)、六には苦(にがき)なり。百味の■[=飮-欠+肴]膳(きょうぜん)を調(ととの)ふと いへども、一つの鹹(しお)の味なければ大王の膳とならず。山海の珍物(ちんもつ)も鹹なければ気味(きみ)なし。
(平成新編0263・御書全集1447・正宗聖典----・昭和新定[1]0412・昭和定本[1]0232)
[弘長01(1261)年(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]