難(なん)じて云(い)はく、仏法已前(いぜん)国に於(おい)て災難有り。何(なん)ぞ謗法の者の故(ゆえ)ならんや。答(こた)へて曰(いわ)く、仏法已前に五常(ごじょう)[細雪注、儒教で説く「仁・義・礼・智・信」の五つのこと]を以(もっ)て国を治(おさ)むるは遠く仏誓(ぶっせい)を以て国を治むるなり。礼儀を破るは仏の出(い)だし たま(給)へる五戒を破るなり。
(平成新編0197・御書全集0084・正宗聖典ーーーー・昭和新定[1]0326・昭和定本[1]0169)
[正元02(1260)年02月(佐前)]
[真跡・中山法華経寺(100%現存)]
[※sasameyuki※]