『兵衛志殿御書』(佐後)[真跡(断片)・古写本] | 細雪の物置小屋

細雪の物置小屋

御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

良観(りょうかん)等の天魔の法師(ほっし)ら(等)が親父 左衛門の大夫殿をすか(賺)し、わどのばら(和殿原)二人を失はん とせしに、殿の御心 賢くして日蓮が いさ(諫)めを御もち(用)ゐ有りしゆへ(故)に、二つの わ(輪)の車をたすけ 二つの足の人を にな(担)へるが如(ごと)く、二つの羽の とぶが如く、日月(にちがつ)の一切衆生を助くるが如く、兄弟の御力にて親父を法華経に入(い)れ まい(進)らせさせ給(たま)ひぬる御計(おんはか)らひ、偏(ひとえ)に貴辺(きへん)の御身(おんみ)にあり。
(平成新編1270・御書全集1095・正宗聖典----・昭和新定[2]1898・昭和定本[2]1387)
[弘安01(1278)年09月09日"建治03(1277)年09月09日"(佐後)]
[真跡・池上本門寺外一ヶ所(10%未満現存)、古写本・日興筆 北山本門寺]
[※sasameyuki※]