『就註法華経口伝(御義口伝) 上 法師品』(佐後)[古写本] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

法師品十五箇の大事
第一 法師(ほっし)の事
 御義口伝に云はく、法とは諸法なり、師とは諸法が直(ただ)ちに師と成るなり。森羅(しんら)三千の諸法 直ちに師と成り弟子と なるべきなり。今 日蓮等の類(たぐい)南無妙法蓮華経と唱へ奉(たてまつ)る者は法師の中の大法師なり。諸法実相の開覚(かいかく)顕(あら)はれて見れば、地獄の灯燃猛火(とうねんみょうか)乃至(ないし)仏果に至(いた)る迄(まで)悉(ことごと)く具足して一念三千の法師なり。又 云(い)はく、法とは題目、師とは日蓮等の類なり。
(平成新編1749・御書全集0736・正宗聖典0433・昭和新定[3]2780~2781・昭和定本[3]2641)
[弘安01(1278)年01月01日(佐後)]
[古写本・上 富士大石寺、下 京都要法寺]
[※sasameyuki※]