『種々御振舞御書』(佐後)[曾存] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

されば日蓮 貧道(ひんどう)の身と生まれて、父母の孝養心(こうようしん)に た(足)らず、国の恩を報ずべき力なし。今度(このたび)頸(くび)を法華経に奉(たてまつ)りて其(そ)の功徳を父母に回向(えこう)せん。其のあま(余)りは弟子檀那(だんな)等に はぶく(配当)べしと申せし事これなりと申せしかば、左衛門尉(さえもんのじょう)兄弟四人 馬の口に とりつきて、こしごへ(腰越)たつ(竜)の口に ゆきぬ。
(平成新編1060・御書全集0913・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1578・昭和定本[2]0966~0967)
[建治02(1276)年"建治01(1275)年"(佐後)]
[真跡・身延曾存]
[※sasameyuki※]