『星名五郎太郎殿御返事』(佐前)(秘) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

妙楽大師 曰(いわ)く「請(こ)う眼(まなこ)有(あ)らん者は委悉(いしつ)に之(これ)を尋(たず)ねよ」と云(い)へり。法華経を指(さ)して華厳に劣れりと云ふは豈(あに)眼ぬけたるものにあらずや。又 大経に云はく「若(も)し仏の正法(しょうぼう)を誹謗(ひぼう)する者あらん、正(まさ)に其(そ)の舌を断(た)つべし」と云へり。嗚呼(ああ)、誹謗の舌は世々に於(おい)て物 云ふことなく、邪見の眼は生々にぬけて見ること無(な)からん。加之(しかのみならず)「若し人 信ぜずして此(こ)の経を毀謗(きぼう)せば、乃至(ないし)其の人 命終(みょうじゅう)して阿鼻獄(あびごく)に入(い)らん」の文(もん)の如(ごと)くならば、定(さだ)めて無間大城に堕(お)ちて無量億劫のくる(苦)しみを受けん。
(平成新編0366・御書全集1208・正宗聖典----・昭和新定[1]0562~0563・昭和定本[1]0418)
[文永04(1267)年12月05日(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[秘・念仏真言破折]
[※sasameyuki※]