提婆(だいば)が三逆罪を具(つぶさ)に犯して、其(そ)の外(ほか)無量の重罪を作りしも天王如来(てんのうにょらい)となる。況(いわ)んや二逆一逆 等の諸(もろもろ)の悪人の得道(とくどう)疑ひなき事、譬(たと)へば大地をかへ(返)すに草木等のかへるがごと(如)く、堅石(けんせき)をわ(割)る者 軟草(なんそう)をわるが如し。故(ゆえ)に此(こ)の経をば妙と云(い)ふなり。
(平成新編0358~0359・御書全集0945・正宗聖典ーーーー・昭和新定[1]0542・昭和定本[1]0400)
[文永03(1266)年01月06日(佐前)]
[真跡・水戸久唱寺他十一ヶ所(10%以上40%未満現存)、古写本・日目筆 宮城一迫妙教寺]
[※sasameyuki※]