私(わたくし)に云(い)はく、此(こ)の五戒は仏いま(未)だ出世し給(たま)はざる時は、外道(げどう)等も之(これ)を持(たも)ちて、天上に生(しょう)ずと教ふるなり。但(ただ)し持犯(じはん)計(ばか)りを沙汰(さた)して、其(そ)の上に仏法を聞かんことをば知らざるなり。仏 世に出(い)で給ひて此の五戒を持ちて人身(にんしん)を受けて、其の上に仏法を聞きて悟りを開くと説き給ふなり。
(平成新編0019・御書全集ーーーー・正宗聖典----・昭和新定[1]0026・昭和定本[3]1945)
[寛元01(1243)年(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]