『秋元御書(筒御器抄)』(佐後) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

法華経の御敵(おんかたき)を御帰依(ごきえ)有りしかども、是(これ)を知る人なければ其(そ)の失(とが)を知る事もなし。「智人は起(き)を知り 蛇は自ら蛇を識(し)る」とは是なり。日蓮は智人に非(あら)ざれども、蛇は竜の心を知り、烏(からす)の世の吉凶(きっきよう)を計(はか)るが如(ごと)し。此の事計(ばか)りを勘(かんが)へ得て候(そうろう)なり。此の事を申すならば須臾(しゅゆ)に失に当たるべし。申さずば又 大阿鼻地獄(だいあびじごく)に堕(お)つべし。
(平成新編1449・御書全集1073~1074・正宗聖典----・昭和新定[3]2079~2080・昭和定本[2]1733)
[弘安03(1280)年01月27日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]