縦(たと)ひ命を期(ご)として申したりとも国主 用(もち)ひずば国やぶ(破)れん事 疑(うたが)ひなし。つみ(罪)し(知)らせて後 用ひずば我(わ)が失(とが)にはあら(非)ずと思ひて、去(い)ぬる文永十一年五月十二日相州鎌倉(そうしゅうかまくら)を出(い)で、六月十七日より此(こ)の深山(みやま)に居住して門(かど)一町を出(い)でず、既に五箇年をへ(経)たり。
(平成新編1264・御書全集1413・正宗聖典----・昭和新定[2]1887~1888・昭和定本[2]1562)
[弘安01(1278)年09月06日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]