此(こ)の法門は理を案じて義をつまびらかにせよ。此の三大秘法は二千余年の当初(そのかみ)、地涌千界(じゆせんがい)の上首(じょうしゅ)として、日蓮 慥(たし)かに教主大覚世尊より口決(くけつ)せし相承(そうじょう)なり。今 日蓮が所行は霊鷲山(りょうじゅせん)の稟承(ぼんじょう)に介爾(けに)計(ばか)りの相違なき、色も替(か)はらぬ寿量品の事の三大事なり。
(平成新編1595・御書全集1023・正宗聖典0303・昭和新定[3]2283~2284・昭和定本[2]1865)
[弘安05(1282)年04月08日"弘安04(1281)年04月08日"(佐後)]
[古写本・日時筆 富士大石寺、日親筆 京都本法寺]
[秘・日蓮が己心に秘す法門]
[※sasameyuki※]