『光日上人御返事(光日聖人御返事)』(佐後)[曾存] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

此(これ)世間の法にも、かろ(軽)き物は上に、重き物は下にあり。大地の上には水あり、地よりも水かろし。水の上には火あり、水よりも火かろし。火の上に風あり、火よりも風かろし。風の上に空あり、風よりも空かろし。人をも此(こ)の四大(しだい)を以(もっ)て造(つく)れり。悪人は風と火と先(ま)づ去り、地と水と留(とど)まる。故(ゆえ)に人死して後、重きは地獄へ堕(お)つる相(そう)なり。善人は地と水と先づ去り、重き物は去りぬ。軽き風と火と留まる故に軽し。人天へ生まるゝ相なり。
(平成新編1564・御書全集0932・正宗聖典----・昭和新定[3]2239・昭和定本[2]1877)
[弘安04(1281)年08月08日(佐後)]
[真跡・身延曾存]
[※sasameyuki※]