『諫暁八幡抄』(佐後)[真跡(断片)](秘) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 去(い)ぬる弘長と又去ぬる文永八年九月の十二日に日蓮一分(いちぶん)の失(とが)なくして、南無妙法蓮華経と申す大科に、国主のはか(計)らいとして八幡大菩薩の御前にひ(引)きは(張)らせて、一国の謗法の者どもにわら(笑)わせ給(たま)ひしは、あに(豈)八幡大菩薩の大科にあらずや。其(そ)のいまし(戒)めとをぼしきは、たゞどしうち(同士討)ちばかりなり。日本国の賢王たりし上、第一第二の御神なれば八幡に勝れたる神はよもをはせじ、又偏頗(へんぱ)はよも有らじとわをも(思)へども、一切経並びに法華経のをきて(掟)のごと(如)きんば、この神は大科の神なり。
(平成新編1536~1537・御書全集0582・正宗聖典ーーーー・昭和新定[3]2206・昭和定本[2]1840~1841)
[弘安03(1280)年12月(佐後)]
[真跡・富士大石寺(70%以上100%未満現存) 身延曾存]
[秘・八幡大菩薩と梵天・帝釈の関係等]
[※sasameyuki※]