『十二因縁御書』(佐前) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 其(そ)の十二因縁とは、無明(むみょう)・行(ぎょう)・識(しき)・名色(みょうしき)・六入(ろくにゅう)・触(そく)・受(じゅ)・愛(あい)・取(しゅ)・有(う)・生(しょう)・老死(ろうし)。此(こ)の十二因縁をば三世両重の因果と云(い)ふ。初・八・九此の三つ[細雪注・無明、愛、取]は煩悩(ぼんのう)なり。第二・第十此の二つ[細雪注・行、有]は業(ごう)なり。識・名色・六入・触・受・生・老死、此の七つは皆是(みなこれ)苦なり。十二因縁とは煩悩・業・苦の三道なり。
(平成新編0053・御書全集ーーーー・正宗聖典ーーーー・昭和新定[1]0142・昭和定本[3]2016)
[康元01(1256)年(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]