法華経の第四に云(い)はく「我(わ)が滅度の後、能(よ)く竊(ひそ)かに一人(いちにん)の為(ため)にも法華経を説(と)かん。当(まさ)に知るべし。是(こ)の人は則(すなわ)ち如来の使(つか)ひなり。乃至(ないし)如来則ち衣(ころも)を以(もっ)て之(こ)れを覆(おお)ひたまふべし」等云云。当来(とうらい)の弥勒仏(みろくぶつ)は法華経を説き給(たま)ふべきゆへ(故)に、釈迦仏は大迦葉尊者(だいかしょうそんじゃ)を御使(おんつか)ひとして衣を送り給ふ。又(また)伝教大師は仏の御使ひとして法華経を説き給ふべきゆへに八幡大菩薩を使ひとして衣を送り給ふか。
(平成新編1534・御書全集0580・正宗聖典ーーーー・昭和新定[3]2202・昭和定本[2]1837)
[弘安03(1280)年12月(佐後)]
[真跡・富士大石寺(70%以上100%未満現存) 身延曾存]
[秘・八幡大菩薩と梵天・帝釈の関係等]
[※sasameyuki※]