委細(いさい)に経論(きょうろん)を勘(かんが)へ見るに、仏法の中に随方毘尼(ずいほうびに)と申(もう)す戒(かい)の法門は是(これ)に当(あ)たれり。此(こ)の戒の心は、いた(甚)う事か(欠)けざる事をば、少々仏教にたが(違)ふとも、其(そ)の国の風俗(ふうぞく)に違(たが)ふべからざるよし、仏一(ひと)つの戒を説き給(たま)へり。
(平成新編0304・御書全集1202・正宗聖典----・昭和新定[1]0475・昭和定本[1]0292)
[文永01(1264)年04月17日(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]