第四に修羅道(しゅらどう)とは、止観(しかん)の一(いち)に云(い)はく「若(も)し其(そ)の心念々(ねんねん)に常(つね)に彼に勝(まさ)らんことを欲(ほっ)し、耐(た)へざれば人を下(くだ)し他を軽(かろ)しめ己(おのれ)を珍(たっと)ぶこと鵄(とび)の高く飛びて視下(みお)ろすが如(ごと)し。而(しか)も外には仁・義・礼・智・信を揚(あ)げて下品(げほん)の善心を起こし阿修羅の道を行ずるなり」文。
(平成新編0208~0209・御書全集0430・正宗聖典ーーーー・昭和新定[1]0332・昭和定本[1]0175)
[文応01(1260)年04月21日(佐後)]
[古写本・日進筆 身延久遠寺]
[※sasameyuki※]