『真言天台勝劣事』(佐前) | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 問(と)ふ、何(いか)なる経論に依(よ)って真言宗を立つるや。答(こた)ふ、大日経・金剛頂経(こんごうちょうきょう)・蘇悉地経(そしっじきょう)並びに菩提心論(ぼだいしんろん)、此(こ)の三経一論に依って真言宗を立つるなり。
 問ふ、大日経と法華経と何(いず)れが勝(すぐ)れたるや。答ふ、法華経は或(あるい)は七重或は八重の勝(しょう)なり。大日経は七八重の劣(れつ)なり。
(平成新編0446・御書全集0134・正宗聖典----・昭和新定[1]0674・昭和定本[1]0477)
[文永07(1270)年(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]