南無妙法蓮華経
問うて云はく、法華経の意をもし(知)らず、義理をもあぢ(味)はゝずして、只(ただ)南無妙法蓮華経と計(ばか)り五字七字に限りて、一日に一返(いっぺん)、一月乃至(ないし)一年十年一期生(いちごしょう)の間に只一返なんど唱へても軽重(けいじゅう)の悪に引かれずして四悪趣(しあくしゅ)におもむかず、つひに不退の位にいたるべしや。答へて云はく、しか(然)るべきなり。
(平成新編0353・御書全集0940・正宗聖典----・昭和新定[1]0533~0534・昭和定本[1]0391)
[文永03(1266)年01月06日(佐前)]
[真跡・水戸久唱寺他十一ヶ所(10%以上40%未満現存)、古写本・日目筆 宮城一迫妙教寺]
[※sasameyuki※]