『曾谷殿御返事(五味主抄・焼米抄)』(佐後) | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 法華経は何(いか)なる故ぞ諸経に勝れて一切衆生の為に用(もち)ふる事なるぞと申すに、譬(たと)へば草木は大地を母とし、虚空を父とし、甘雨を食(じき)とし、風を魂とし、日月(にちがつ)をめのと(乳母)として生長し、華さ(咲)き菓(このみ)なるが如く、一切衆生は実相を大地とし、無相を虚空とし、一乗を甘雨とし、已今当第一(いこんとうだいいち)の言(ことば)を大風とし、定慧力荘厳(じょうえりきしょうごん)を日月として妙覚の功徳を生長し、大慈大悲の華さ(咲)かせ、安楽仏果の菓なって一切衆生を養ひ給ふ。
(平成新編1381・御書全集1060・正宗聖典----・昭和新定[3]2003・昭和定本[2]1656)
[弘安02(1279)年08月11日"弘安02(1279)年08月17日"(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]