又云はく「此の経は持(たも)つこと難(かた)し、若し暫(しばら)くも持つ者は我即ち歓喜(かんぎ)す。諸仏も亦(また)然(しか)なり。是(か)くの如きの人は諸仏の歎(ほ)めたもふ所」云云。日蓮讃歎(さんたん)したてまつる事はものゝかずならず、諸仏所歎(しょたん)と見えたり。あらたのもしや、あらたのもしやと、信心をふかくとり給ふべし、信心をふかくとり給ふべし。南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経。恐々謹言。
(平成新編0471・御書全集1112・正宗聖典----・昭和新定[1]0709~0710・昭和定本[1]0495~0496)
[文永08(1271)年07月12日(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]