『上野殿御返事(杖木書)』(佐後) 又涌出品は日蓮がためにはすこ(少)しよしみある品なり。其の故は上行菩薩等の末法に出現して、南無妙法蓮華経の五字を弘むべしと見へたり。しかるに先づ日蓮一人出来す。六万恒沙の菩薩よりさだめて忠賞をかほ(蒙)るべしと思へばたのもしき事なり。(平成新編1361・御書全集1557・正宗聖典ーーーー・昭和新定[3]1973~1974・昭和定本[2]1636)[弘安02(1279)年04月20日(佐後)][真跡、古写本・無][※sasameyuki※]