第十二 悪鬼入其身(あっきにゅうごしん)の事
御義口伝に云はく、悪鬼とは法然(ほうねん)・弘法(こうぼう)等是(これ)なり。入其身とは国王大臣万民等の事なり。今日蓮等の類南無妙法蓮華経と唱へ奉る者を怨(あだ)むべしと云ふ事なり。鬼とは命を奪ふ者にして奪功徳者(だつくどくしゃ)と云ふなり。法華経は三世諸仏の命根なり。此の経は一切諸菩薩の功徳を納めたる御経なり。
(平成新編1762・御書全集0749・正宗聖典0450・昭和新定[3]2797~2798・昭和定本[3]2658)
[弘安01(1278)年01月01日(佐後)]
[古写本・上 富士大石寺、下 京都要法寺]
[※sasameyuki※]