『九郎太郎殿御返事』(佐後)[真跡(断片)] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

仏御入滅ありては二千二百二十余年なり。代すへになりて智人次第にかくれて、山のくだれるごとく、くさのひきゝににたり。念仏を申し、かいをたもちなんどする人はをゝけれども、法華経をたのむ人はすくなし。星は多けれども大海をてらさず。草は多けれども大内の柱とはならず。念仏は多けれども仏と成る道にはあらず。戒は持てども浄土へまひる種とは成らず。但南無妙法蓮華経の七字のみこそ仏になる種には候へ。
(平成新編1293・御書全集1553・正宗聖典----・昭和新定[3]1936・昭和定本[2]1603)
[弘安01(1278)年11月01日(佐後)]
[真跡・身延久遠寺(40%以上70%未満現存)]
[※sasameyuki※]