法華経と申すは八巻・一巻・一品・一偈・一句乃至題目を唱ふるも、功徳は同じ事と思し食すべし。譬へば大海の水は一滴なれども無量の江河の水を納めたり。如意宝珠は一珠なれども万宝をふらす。百千万億の滴珠も又これ同じ。法華経は一字も一の滴珠の如し。乃至万億の字も又万億の滴珠の如し。諸経諸仏の一字一名号は、江河の一滴の水、山海の一石の如し。
(平成新編0302・御書全集1200・正宗聖典----・昭和新定[1]0471・昭和定本[1]0288)
[文永01(1264)年04月17日(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]