長らく夏休みいただきご迷惑おかけしました。



昨日(月)より営業再開しています。




…しかしまぁ、よく降りますこと。


お盆休みの間もずっと雨で、どっこにも行けずでございましたが

世の中も大変な時期なので自粛してなさいってことなのでしょうかね。



本当に、再び梅雨か?ってくらい降り続けていますが💦

豪雨による災害が今後も心配ですね…。

被害を受けられた方々には心よりお見舞い申し上げます。





さて


休み明け初日の昨日は朝から閉店までバタバタしており記事の更新もできずじまいでございました。



ピットもフル稼働で、休み前に納車できなかったお預り車両を突貫で仕上げておりましたビックリマーク




まずはドラッグスター400クラシック

車検整備でお預りでしたが、リコールが一件出ておりましたので改修作業も行いました。





燃料ホースの交換というこの案件。


作業はさほど大変でもないのですが、メーカーからもらってるマニュアルの記載が前後逆のエンジンを示してたおかげで違和感に気づいたのが完成間近だったため…やり直し作業を行い倍以上時間を食いました💦






マニュアルの記載間違い、よくありますので疑いながら進めなあきませんね😤






こちらは緊急入庫いただいたHGさんのシグナス

チェックランプが点灯したままエンジンがかからなかったのですが、当店のコードリーダー(汎用機)ではエラーを検出せずびっくり


そんなこともあるもんだと、YDT(ヤマハ車専用のダイアグツール)を持ってるお付き合いのあるショップさんに持ち込んでピットを占領し…



YDT接続しましたところ…

「転倒判定/油圧低下」
と表示が出ました。


油圧低下…🤔❓️
シグナスに油圧センサーなんぞあったかいな?
しかも、エンジンかけてないのに現在故障が油圧低下??と違和感を感じたので、こっちはほったらかしといて





疑うべきはこちらだと判断しました。

リーンアングルセンサー(通称転倒センサー)!




何をしとるセンサーかと言いますと、車体がある一定の角度以上に倒れてる状態(例えば転倒など)が一定時間続いた際にエンジンを強制的にストップさせるという役割を担っています。

キャブ車と違いFI車はこれがないとエンジンがかかり続けるので非常に危険ですね。


その性質上、このセンサーに不具合が起きたりセンサーからECUまでのハーネスに不具合が起きてる場合にはエンジンの不始動やアイドリング不調などの症状が表れます。



まだ新しい車体ではありますが、センサーの位置が雨などの影響を受けやすい位置にあるのでカプラーからの浸水も考えられます(一応防水カプラーにはなっています)。


まずはカプラーを外してエアブローし、接点復活材を塗布した上で組み直しますと…何とかエンジンはかかりました。

…が、非常にアイドリングが弱々しく今にもストップしそうな感じです。



そこで、このセンサーを手でコロコロ振ってみたところアイドリングが復活→やめるとふらふら…💦→振り振りすると復活!…を繰り返しました。

これはかなりセンサー本体が怪しいですね。



ちなみに、このHGさん号は新車登録から2年経たない「メーカー保証期間」中の車両ですので、この案件は保証対応ということで

メーカーに報告の上で、転倒センサーをまずは交換してみることにしました。


それで直ればよいのですがね~^^;


改めて、コンピューター診断の有り難みが判った案件でございましたが

これが診断機なしの手探りでの修理となると…


まだ原因にはたどり着いていないでしょうねガーン

まだ転倒センサーと断定したわけではありませんが^^;



明日パーツが届くので、ドキドキの瞬間をまたご報告させていただきます。




「ドゥ・サムシング」の住友社長

作業中にお邪魔して申し訳ございませんでした!
…しかもピット占領してまでお手伝いいただきありがとうございましたお願い


当店がYDT導入するまでは…お世話になります(笑)





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おまけ


連休最終日のこと

家族で出先から帰宅したところ…まさかの停電が起こっておりまして



何のスイッチをいれても何も作動しないこの静けさと暗さ…ガーン




まっさきに脳裏に浮かぶのは冷蔵庫の中身、それと飼ってる金魚やメダカの安否アセアセ



幸いなことに主電源が落ちてからそう時間が経っていなかったようで、冷蔵庫も金魚・メダカも無事でした💦


まずはホッと一息ついたところで、ここから故障探求です。

夜も遅いので電気屋さんを呼ぶのも無理。

自力で何とかせねばなりません。







まずは落ちてる主電源のブレーカーを起こして(on)みます。


が、一瞬でガチャン(off)❗


まぁ…
そう上手くはいくとも思ってないし、これで電源が入ったなら原因不明でより怖い(--;)。。




となると、次は



安全ブレーカーを一つずつオフにながら主電源をオンにしてみます。

1番オフ→主電源入らず
2番オフ→主電源入らず
で、図の5番をオフにしたところで主電源がオンに音符


ということは、5番の安全ブレーカーの担当してる機器またはそのハーネスに原因があるということになります。

元々どの部屋の何、という風に記載してたはずであろう安全ブレーカーですが、年月と共に消え去ってたために^^;
ここからはアナログにどこの部屋の何が電源入らないかを探すしかありません。


この安全ブレーカーが冷蔵庫のものだったりしたらまたまた修羅場がやってきますから💦

5番ブレーカーを落としたまま探求開始!




幸いなことに、普段我々が生息してる居住区間に電源が入らないものはありませんでしたので、部屋を変えて探索に出ます❗


ダイニングの次はリビング…トイレ…風呂…洗面所…書斎…応接間…テレビの部屋…仏さんの部屋…畳の部屋…

すると、ここでやっと変化がありました。


畳の部屋のエアコンの電源が入りません。

5番の安全ブレーカーは畳の部屋のエアコン担当だったと推測されます。


次にこのエアコンのコンセントを抜き、5番ブレーカーをオンに❗

すると、主電源ははいったまんま。



恐る恐る畳エアコンのコンセントを差してみると…ブレーカーが落ちました笑い泣き


原因判明ビックリマーク

エアコン内部で漏電かまたはショートしてますね星



その原因となったエアコン…
建物が建てられた時に導入されたものと思われますので、実に33年前のエアコン。

あまりにボロいので10年以上使ってませんでした😅



使わない電気製品はコンセントを抜いておかないとダメですねアセアセ
そんなの基本ですが、意外と基本て守られてなかったりするものです^^;
俺だけか💦



ひとまずは、なんの支障もなく生活を続けることができてよかったです(^_^;)



こんな時思います。




整備士であってよかった(*´-`)

苦手な電気系も少しは役に立つものだ(*´-`)




そう妻に呟いてみたところ…温かい言葉が返ってきました。


「そんなん…普通やろ(-_-)。。あたしでも分かるわ。」





ですね( ・◇・)




おしまぃ