ゼファー乗りの常連さんから電話があった。
その内容は、「朝一エンジンがかからない。バッテリーは先日新品交換したばかり。押しがけしたら一発始動。」
つまり、セルクラッチのスベりですね…。
古いカワ○キ車によ~くある症状。
車種によってはエンジンを下ろしてクランクを割る作業になることも。
調べてみたところゼファー750に場合はオイルパンとクラッチを外すことによって下からの作業で交換ができるらしい。
すこしホっとしたところでさっそく作業にかかるとしましょう!
ゼファーは初めてです。
まずはコレが新品のワンウェイクラッチとスタータギアのセット。
カップリングから丸ごと交換すればZR-7のものがボルトオンで適合しますので、かなりの強化品となるのですが、お客さんに勧めたところ今回はなるだけ費用を抑えたいので、ゼファーのものを組んで欲しいとの事。
一度交換すればそうそう消耗するものでもないのですが、交換の作業がとてつもなく面倒なので、お財布に余裕のある方は是非ZR-7用のものと組み替えましょうね。
ちなみに、+10000円程度でパーツが揃います。
さて、さっそくクラッチ、オイルパンを外して、とにかくワンウェイクラッチに手が届くくらいまでバラバラにしていきましょう!
マメにオイル交換をしている車輌でもオイルパンの底は汚れていますね。
この際だから各部洗浄しながら組んでいきます。
けっこうな時間を要しましたが、エンジン下部からスタータギア周辺をごっそりと外した図です。
3点支持ではスベって当然じゃないでしょうか…。
何度も言いますが、余裕があれば是非ZR-7のものと交換しましょう。
見た目は変わりませんが、クラッチとギアの噛み合う部分には減りが見られました。
当たり前ですが、クラッチとギアは同時交換しましょう。
あとはエンジンのクラッチを組んだら大まかな作業は終わりですが、1番面倒なのが、張り付いた古いガスケットを剥がす作業ですね…。
できればエンジンのクラッチもせっかく外すので、同時に交換をすることをお勧めします。
クラッチ側も!
あとはマフラーをつけてオイルを入れたら完成!
…と思いきやキャブレータのインシュレータのひび割れを思わず発見。
また一つ面倒な作業が増えてまいました。。。。
つづく





