東京新聞 、かなり面白い。
ずっと日経ばかり読んでいたのでとても新鮮です。
他紙とは違い、以下のような批評が堂々と掲載されてます。
少し長いですが、
〝 新聞を読んで " 民意の偽造と「明るい闇」 ~ 水無田 気流
地獄への道は「善意」で敷き詰めらているいるそうだが、この国の場合、
敷石はむしろ「無関心」だろう。
「九州電力やらせメール」に嘘寒い思いをしたのもつかの間、経済産業省
原子力安全・保安院が、シンポジウムでも「やらせ」の依頼が発覚。
― 中略 ―
意見切り捨てや反対意見の保持者を意図的にタウンミーティングの抽選
から外すなどが「消極的民意偽造」であるとすれば、今回暴露された
「やらせ」は、「積極的民意偽造」といったところか。
民意偽造が織り込み済みである以上、あえていえば、この国では事実上
市民の自己決定が担保され得ない。
だが一方、結果の「責任」は広くあまねく市民によって取らされてしまう。
たとえば今回の原発事故による健康被害や経済的損失、さらには増税と
いった「結果」は?
私たちはすでに、それらを引き受けざるを得ない地点に立っている。
そしてこの構図を温存し増殖させた培養器は、私たち自身の無関心なの
である。
今なお多くの人々は、自分と直接関わりがないと思しき問題には関心を
もたない。
問題を「問題化」することへの忌避感も強く、誰もが明るく楽しい消費者で
あることを暗黙のうちに強要されている。
― 中略 ―
この国は、なおも明るい。
いや、空虚な明るさと意思表明への無関心を「平穏無事な日常」に置き
換え、私たちを思考停止させようとしている。
今日、目の前を右翼の街宣車が通りました。
フクちゃん、突然聞いたことのないような雄叫びをあげました。
アウウゥーーー!!
うるさかったそうです。