7月の中旬から、高3生(女子)が通い始めました。
いろいろとお話をしていると11月頃まで部活動があるようです。
本当なら夏期講習に参加したかったそうなのですが、どうしても日程が合わないので、個別指導で授業を進めていくことにしました。
運動部に所属している彼女は、炎天下でハードな練習をこなした後に当YSTにやってきます。
通ってこれる日数が限られてきますので、1回の授業で数学と英語の両方を勉強してもらっています。
数学は、この半月で2次関数と三角比が何とか終わりました。
ここまでくると数学は「峠を越えたようなもの」です。
さて・・・
今日から8月。
いよいよ一般曹候補生の願書の受付が始まります。
今日は基本に戻って、一般曹候補生の傾向と対策を見ていきましょう。
試験科目(学科試験)は国語・数学・英語。
この3教科の中で、勉強すれば即点数がアップするのが数学です。
「数学Ⅰ」が試験範囲になっていますが、レベル的には教科書の例題程度の問題が出ていますので、とにかく基本事項をマスターすることを心掛けるようにしましょう。
個人差もあると思いますが、まずは「2次関数」・「三角比」をしっかりと勉強しておきたいところです。
この2つの分野から15問中9問程度出題されるのと、マスターするまでにある程度時間がかかる分野ですので、早めに取り組むようにしましょう。
因みに、冒頭の高3生は来週から2週間程遠征があるとことで、その間、当YSTには通ってこれません。
何とか急いで2次関数と三角比まで終わらせた理由がここにあります。
彼女は「遠征先までテキストを持っていって勉強します」と言っていました。
どんな状況に置かれていても、勉強する時間を確保できるかどうかは本人の意識次第なんですね。
話を傾向と対策に戻しましょう。
残りの「データの分析」と「数と式」については、さほど労力がいらない分野です。
と言うことで、とにかく、「2次関数」と「三角比」の分野の、教科書の例題程度の問題が確実にこなせることを目標に頑張っていきましょう!
続いて英語。
半分以上が文法からの出題となっています。
試験範囲は「英語Ⅰ」というものなのですが、分かりやすく言えば、「標準的な高1生が学習する基本的な英語」だと思って頂ければ大丈夫です。
とはいうものの、実質的には中学校の文法もビシバシ出てきますので、その辺は注意しておきたいところです。
割合としては
中学校までの内容:高1での内容=8:2
程度になっています。
今後の学習の目安にして頂ければ幸いです。
最後に国語。
過去問を解いたことのある人ならお分かりだと思うのですが、とにかく漢字と語句からの出題が大半を占めます。
時々、漢字の問題集は何がオススメですかと質問されることがあります。
残念ながら「これだけやっておけば大丈夫です」という漢字の問題集はありません。
でも1つだけ挙げるとすれば「国語便覧」をオススメします。
まずは本屋さんの高校生・国語の参考書のコーナーに行ってみましょう。
するといろんな出版社から「国語便覧」というものが出ています。
この中から、自分に合うものを選べばいいでしょう。
勿論、学校から渡されているものがあれば、それで十分です。
この国語便覧には「間違えやすい漢字」「四字熟語」「故事成語」「文学史」などが掲載されています。
効率よく漢字・語句を勉強するにはもってこいのですので、是非、1冊手元においておきたいところです。
それから文法から毎年2~3問出題されます。
高校入試用の簡単な問題集でいいので、こちらも1冊用意しておきたいところです。
最後にとても大切なことをお伝えします。
問題集や参考書を用意して勉強しているとしましょう。
一般曹候補生の1次試験は9月18・19日ですので、何となく勉強をしていると9月10日頃までに問題集が一通り終わればいいかな? なんて思ってしまうかもしれません。
でも、例年、合格している人はそのようなスケジュールで勉強はしていません。
とにかく早めに一通り勉強を終わらせる。そしてその後、2巡、3巡と問題集を何度も何度も復習していきます。
そのような過程を経て始めて基本事項というのが身につくんです。
それでは第1志望目指して頑張っていきましょう!
目指せ! 自衛官