【就職浪人】 最終合格を勝ち取るために! | 目指せ! 自衛官のブログ

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こんにちは。中鉢です。


あと1ヶ月ほどで高校の卒業式となります。


晴れて就職・進学が決まっている人がいる一方で、これからの大学入試にかける人も少なくないと思います。


自衛官を第1希望としている人は、既に入隊が決まっているか、今年9月の試験に再チャレンジをする人もいることでしょう。


今回は再チャレンジの覚悟を決めた人に焦点をあててみました。


私の所の教材を検討・購入する人は実に様々です。


高校生、大学生、専門学校生、社会人、アルバイト生、無職、塾の先生、学校の先生。


その中でも、仕事・アルバイトをしながら自衛官を目指してる人が結構な割合でいます。


やむを得ず就職浪人をする場合、以下のように大きく3つに分かれます。

1.専門のスクールに通って勉強をする
2.自宅に待機して勉強をする(宅浪)
3.アルバイトなどをしながら勉強をする


1の場合、ポイントを握るのが、他の就職試験を受けるかどうかです。


警察や消防、民間企業も視野に入れつつ自衛官も選択肢の1つとして考えるのであれば、該当する専門学校は全国至る所に存在します。


何度か、そのスクールに足を運び、可能であれば、体験授業も受けた上でご自分にあったスクールを選べばいいと思います。


それに対して、あくまでも自衛官が第1希望で、他の就職は全く考えていない場合。この場合には、全国的にみても、専門のスクールはほとんどありません。


時々、公務員スクールが「自衛官専用の講座を開いています」と宣伝していることもありますが、多くの場合、市役所・国家Ⅲ種・警察消防の対策だけをやっていて、「そのカリキュラムをやっておけば自動的に自衛官採用試験の対策になります」的なスタンスのスクールが少なくありません。


それは、別の言い方をすれば、
「ここでは自衛官に特化した勉強は何ひとつしていません」
ということを意味します。


その場合には、事前に使用する教材を見せて頂いて、本当に自衛官に特化した講座なのかどうかをチェックする必要があります。


年間、数十万円(場合によっては百万円)もする授業料を払うわけですから、とにかく納得した上で、スクールを選んで下さい。


それに対して、2のようなスタイルで勉強をするケースもあります。

このような方の体験記をここで1つ紹介しましょう。




彼女(Hさん)は、ある年の7月に私のことろの夏期講習会を申込みました。


残念ながらその年の試験では1次合格も頂けませんでした。


そんな折り、翌年のちょうど今時分に、Hさんから電話を頂きました。

「どうしても自衛官になりたいんです」


Hさんの意気込みは相当なものでした。


既に前年に講習会を受講していましたので、私はそのノートを見ながら問題集を繰り返しやることを勧めました。


宅浪をする場合に一番難しいのは、生活のリズムを作ることです。


朝早く起きて、三食きちんと食べ、夜更かしをせずに寝る。


一見、当たり前のように思える生活のリズムですが、自宅にいながらこなしていくのは並大抵の意志では難しいものです。


幸い彼女の場合には、一度社会人を経験していますので、その辺の所はうまくクリアしていたようです。


繰り返しになりますが、宅浪をする場合には、生活のリズムをキチンと作ることが一番のポイントになります。


そして3番目の「アルバイトなどをしながら勉強をする。」


実は、いろんな志願者と接していて一番多いのが、このパターンです。


まずは1人目の方のお手紙をご覧下さい。




彼女(Nさん)は、当時、宮城県在住でした。


文面からも分かるように、高3時に自衛隊の試験を受けたものの、残念ながら最終合格を勝ち取ることはできませんでした。


Nさんから資料請求があったのは、高校卒業を間近に控えたちょうど今頃のことです。


そして、見事第1希望である「音楽隊」としての入隊を果たしたのです!


9月に採用試験があるにも関わらず、専門のスクールに通うことなく、仕事をしながら勉強をする。


受験生(就職浪人中)なんだから、勉強に専念すべきである、というのも1つの考え方です。


でも、状況が許すのであれば、私は、この3番目の「アルバイトなどをしながら勉強」をすることをお勧めします。


警察や消防・民間企業など他の就職も考えている方は、やはり専門のスクールに通うことを強く勧めますが、自衛官1本に絞って対策を取るのであれば、私は、この3番目こそが、あらゆる意味において一番いいと思います。


その最大の理由は、2の内容にもつながるのですが、生活にリズムをつくることにあります。


別にアルバイトでなくてもいいんです。これまで野球をやっていたのであれば、小学校時代にお世話になった少年野球チームに顔を出してみてコーチを志願してもいいでしょう。


近くにスポーツジムがあれば、「毎週水曜日と金曜日は事務に通う」というスケジュール構成にしてもいいでしょう。


自分1人でスケジュールをこなせないと思うのであれば、社会人のサークルに参加するのも手です。


剣道サークル・ブラスバンドサークル、実にいろんなサークルがあります。


以前、私の所に通うことになった浪人生がいました(Sさん[高卒1年目])。彼女は、マ●ドナルドで週2回アルバイトをやりながら、週3回の授業に通ってきました。


授業の合間には、バイト先の裏話も含めたエピソードを話してくれました。


最終的には、見事、第1希望の一般曹候補生(空)に入隊していきました。


アルバイトや他の対外的な活動をすることで、社会のいろんなことが身につきます。


対人関係、社会に対する責任、デメリットよりもメリットの方がはるかに勝ります。


もっとも、最終目標は9月の採用試験ですので、週2日などのように、自分でこなしきれるスケジュールで、アルバイトや対外的な活動をやることをお勧めします。


そして、可能であれば8月からは、その活動を一旦ストップして9月の試験に臨めればベストです。


最後に、もう1人だけお手紙を紹介します。




彼女(Yさん)は、大学卒業後、あるワークシェアリングの仕事に就きました。


この手紙を通じて、2度・3度と挑戦する人が少なくないことを感じて頂きたいと思います。


手紙には、自衛官候補生の仮合格しか頂けなかったとありますが、その年の12月に晴れて繰り上げ合格が決まったとの連絡(メール)が大晦日にありました。


私は、人知れず、ウキウキした気分で年を越したことを覚えております。


さて、就職浪人をするからには、将来への不安があることと思います。


でも、それはみんなが経験してきたこと。そして克服してきたことです。


大切なのは、試験に関する正しい情報を入手して、その時期にあった適切な行動(勉強)をとることです。


何をやっていいのか分からない場合には、いつでも構いませんので、あなたからの相談をお待ちしております。

それでは今日は、この辺で。