「~感を感じる」へも、違和を感じました。漢字を少し想像する
だけでも、多くの間違い表現を避けられます。理解ナシの
暗記が蔓延した事も、間違い表現を増加させました。
理解しておけば、似ている漢字や同音異義語からも正しい
モノを選び易いです。漢字や表現の由来も、役立ちます。
定番の間違いに「新年、明けましておめでとうございます」も
含まれています。新年が明けると翌年なので「明けまして
おめでとうございます」・「新年おめでとうございます」と正せます
{~年の年賀状・~年の年末→~年の賀状・~年の末(すえ)}。
「~感」を目的語にする場合、用いられる動詞は「抱(いだ)く」
です(~感を抱く)。「~感」を主語にして「~感が在る」とも
表せます。「価値観」は“その物の価値に対する
観方(みかた)”と考えれば、混同しません。
“ダントツ”は“断然トップ”の略です(「一番最〇」の“一番”も
不要)。「通常通り」は、「平常通り」の方が適します。
「過(か)~過(す)ぎる」も、重言です。
半数を超えている状態が、“過半数”です。
「美人過ぎる」は、「美し過ぎる人」の方が合います。
“美→美術”繋がりで(こじつけ)、図形を描く時にも
(可能な限り)フリーハンド派です。美術から
解放された後、ボクも漫画的な絵をよく描きました。
「~賞を受賞した」・「~賞受賞」よりも
「~賞を受けた」・「~賞獲得」の方がスッと耳へ入ります。
個人的な都合で、ボクは予備校の授業をも「講義」と
書き(呼び)ました。「~方向に(へ)向かう」は
「~方に(へ)向かう」・「~方向」で足ります。
「先(ま)ず先(せん)~」や「先(ま)ず先(さき)に」等の
“先ず”をも、省略できます。“現在”は“いま”とも
読まれるので「今も現役」の“今も”も不要、
「今の現状」を「今の状況」と正せます。「未(ま)だ
未(み)~」も重言で、「未だ未だ未熟」は未熟スギます。
「問題を出題する」は「問題を出す」・
「問いを出題する」の方が良いです。
入試問題を元にした、或るパロディ作品へも共感しました。
「(×)偽善者ぶる→(〇)善人ぶる」です。「作品を作る・旅行へ
行く→作品にする・旅行をする」の様に、“する”も使えます。