この間料理の苦手なママ友とお付きあいすることがあって、すごく考えさせられました。
そのママ友は、料理をするのをすごく大変に感じてるみたい。
仕事で遅くなると、そこから料理を作るのがとてつもなく大変。だからついつい出来合いのお弁当で済ませちゃうこともあるんだって。

こんなこと書くとイヤミ~かもしれないけど、私は子供の頃からこんな感じに作りたいと思った料理が、だいたい近い感じに作れるという特技があった。
おいしい料理を食べると、これにはこれこれが入ってるな、とだいたいわかって、誰に師事したわけでもなく、自分の舌だけでお店の料理を開発した。

だけど私は鉄棒も回れないし、テニスをするとボールも打ち返せない。リズム感皆無で、楽譜も読めないし、ダンスも盆踊りもゼンゼンダメ。

人には持ち味が色々で、自分にはできることができないと言う人の、気持ちを想像することはとても難しい。

みじん切りが苦手な人に野菜を使ってみようと言ってもそれがすでにハードルなのだと本気でわからないと料理は教えられない。
私の料理はナチュラルフード目指してるけど、料理を作るのが好きではない人には、食材の危険を説くより、手作りの楽しさを教える方が先なのだと思う。

作ろうかな…と思ってる時に、この油は薬品抽出だからアカンとか、この砂糖は精製しすぎだ、遺伝子組み替えだとか言っちゃったら、余計に料理から離れていくでしょう?

相手を好きで変えたいと思ったら、寄り添わなけらばならないとおもうのです。

たぶん農薬使われてる野菜でも、冷凍野菜よりマシ!
レンチン料理でも、作らないよりマシ!
薬品抽出の油でも、遺伝子組み替えでも、買ってきた揚げ物食べるよりマシ!

少しずつマシになればいいんじゃない?

例えば…

料理教室、一ツ星コース。
コンビニ弁当からの脱却。

二ツ星コース。
レンチンからの脱却。

三ツ星コース
野菜を使ってみよう。鍋で作ってみよう。

四ツ星コース
危険な添加物ってなーに?

そんな感じで段階的に教室ができないかなと思うのです。
そして初級が広く開かれていたら、料理を全くできない家庭に育った、小学生の子供が参加してくる可能性もあるかもしれない。そんなことができたら素敵です。

例えばレンチン料理のレシピは私にはないですが、そこは他の料理家からレシピを借りればいいんでないの?

私を越えてもっと学びたい人がいたら、もっと上級の料理家の助けを借りたらいいんでないの?

ただひとつ問題あるのは、料理教室は原価と講師の手間がかかるから、ある程度の料金を頂かなくては赤字になっちゃうと言うことなんです。

例えば3000円で10人にお教えしても、講師の時給は延べで考えると600円くらい?
5人しか集まらなかったら300円くらい?

これを実現するには行政か企業のスポンサーがほしい…

だれか賛同してくださいませんか~