彼女の家で、共に時間を過ごしました。色んなお話をして
猫ちゃんとも遊んで。
初対面でも、まったく警戒しない猫ちゃん。いきなり顔をすごく近づけてくれて
そして、なぜか驚いた顔をするんです。その顔が可笑しくて可愛くて。
飼い主に似て人懐っこい子だな~と思っていたのですが、そこにも意味があって、
そこに気が付いたのは、数日後なんですがw
そして、彼女の家。私が普段見えていた配置とは真逆の空間(鏡合わせの様な・・・・)
思えば、いつも、そうでした。
彼女は作家さんで、その彼女が書く空間は、いつも真逆。
奇麗に、鏡合わせ。
その事に、不思議だね~!と当時は笑っていましたが、
そこにも、意味があったんだろうな、と今では、そう思っています
その後、彼女の運転でとあるお菓子屋さんに・・・。
その日は、平日なのにすごくすごく混んでいて
そこでお茶をしようと思ってくれていた様でしたが、時間的に、無理だな。。。と諦めて
周りを散策するわたしたち。
ふと思う。夢と同じ、左側にあの子。
いつも見える景色は、左側。
その事に、なんだか嬉しくなって、あぁやっと会えたんだな・・・・とも思ったりして
だけど、刻々と迫ってくる、帰る時間。
お互い気が付いていたけれど、気が付かない振りをしていて
帰り道、彼女が
「後ろの車にクラクション鳴らされるくらいゆっくり運転したい」「帰りたくない。帰したくない」
と、言っていて
可愛い事いうな~、と思いながらも、その言葉に不意に泣きそうにもなって
思わず、笑い話にしてしまったのだけど
一緒にいる時間はあっという間で、その現実だけが、時間、という形で目に見えていて…
いつも持ってた、お互いで買ったお揃いの指輪。
私の指輪を彼女に、彼女の指輪を私に、それぞれ交換して。
帰り際に、「ハグしたい」というあの子。
会ったら、ぎゅう~しようね。が約束だった。
実際あったら、どうなるんだろう。。。。約束は守られるのか。密かに思ってた、不安。
想像とは違う!って思われないだろうか?とか。
だけど、約束通り、そう言ってくれたことに、ほっとしつつ
でも、ハグなんて、日常生活ですることは無く、ましてや、初対面。
冷静に考えると「あり得ない」
そう思いながらも、されたハグ、したハグ。
いつもと一緒。
寝る時に、されてるあの感覚と一緒。温もりも。
どきどきもなく、ただただ、落ち着くハグ。
自然と導かれる手の位置。
磁石の様に引っ付く違和感のないハグ
泣くあの子の涙を貰いそうになりながら、必死に笑う。
この子の前では泣いちゃいけない。
なぜか、そう思って。
手もずっと繋ぎたかったけれど、恥ずかしくて、
別れ際しか繋げなかったわたしたち。
でも、その手の体温も、他人、な感じはしなく、懐かしい、知ってる、手、だった。
そして
交わす言葉「大好きだよ」
ずっとずっと、車の鏡に映るあの子。
手を振るあの子。
見えなくなった途端に、溢れた涙。
「離れたくない」
会おうと思えば会える距離。
近い様で、遠い距離。
ずっと一緒に居たい。
だけど、それは今は叶わない。
その想いが、涙となって零れる。
相手の感情も状態も、きっと他の人達よりも強く感じることが出来る私たち。
物理的には、側には居られない。
でも、常に横に感じる相手。
今は、それでも、幸せ。やっと会えた。
***
追記。
ハグの時、
シャンプーも柔軟剤も違うものを使っている私たち。
だけど、相手の匂いは一切なく「無臭」でした(これも、後日話して分かった事です)
猫ちゃんが、驚いた顔をしたのも、きっと、同じ匂いだったから、じゃないだろうか?と、納得したりw