20220822 手の位置 | 記録

記録

私たちの記録

 

彼女の家で、共に時間を過ごしました。色んなお話をして

猫ちゃんとも遊んで。

初対面でも、まったく警戒しない猫ちゃん。いきなり顔をすごく近づけてくれて

そして、なぜか驚いた顔をするんです。その顔が可笑しくて可愛くて。

飼い主に似て人懐っこい子だな~と思っていたのですが、そこにも意味があって、

そこに気が付いたのは、数日後なんですがw

 

そして、彼女の家。私が普段見えていた配置とは真逆の空間(鏡合わせの様な・・・・)

思えば、いつも、そうでした。
彼女は作家さんで、その彼女が書く空間は、いつも真逆。

奇麗に、鏡合わせ。

その事に、不思議だね~!と当時は笑っていましたが、

そこにも、意味があったんだろうな、と今では、そう思っています

 

その後、彼女の運転でとあるお菓子屋さんに・・・。

その日は、平日なのにすごくすごく混んでいて

そこでお茶をしようと思ってくれていた様でしたが、時間的に、無理だな。。。と諦めて

周りを散策するわたしたち。

 

ふと思う。夢と同じ、左側にあの子。

いつも見える景色は、左側。

その事に、なんだか嬉しくなって、あぁやっと会えたんだな・・・・とも思ったりして

だけど、刻々と迫ってくる、帰る時間。

お互い気が付いていたけれど、気が付かない振りをしていて

 

帰り道、彼女が

「後ろの車にクラクション鳴らされるくらいゆっくり運転したい」「帰りたくない。帰したくない」

と、言っていて

可愛い事いうな~、と思いながらも、その言葉に不意に泣きそうにもなって

思わず、笑い話にしてしまったのだけど

一緒にいる時間はあっという間で、その現実だけが、時間、という形で目に見えていて…

 

いつも持ってた、お互いで買ったお揃いの指輪。

私の指輪を彼女に、彼女の指輪を私に、それぞれ交換して。

帰り際に、「ハグしたい」というあの子。

会ったら、ぎゅう~しようね。が約束だった。

実際あったら、どうなるんだろう。。。。約束は守られるのか。密かに思ってた、不安。

想像とは違う!って思われないだろうか?とか。

だけど、約束通り、そう言ってくれたことに、ほっとしつつ

でも、ハグなんて、日常生活ですることは無く、ましてや、初対面。

冷静に考えると「あり得ない」

そう思いながらも、されたハグ、したハグ。

 

 

いつもと一緒。

 

寝る時に、されてるあの感覚と一緒。温もりも。

 

 

どきどきもなく、ただただ、落ち着くハグ。

自然と導かれる手の位置。

磁石の様に引っ付く違和感のないハグ

泣くあの子の涙を貰いそうになりながら、必死に笑う。

この子の前では泣いちゃいけない。

なぜか、そう思って。

 

 

手もずっと繋ぎたかったけれど、恥ずかしくて、

別れ際しか繋げなかったわたしたち。

でも、その手の体温も、他人、な感じはしなく、懐かしい、知ってる、手、だった。

そして

交わす言葉「大好きだよ」

 

 

ずっとずっと、車の鏡に映るあの子。

手を振るあの子。

見えなくなった途端に、溢れた涙。

「離れたくない」

 

 

会おうと思えば会える距離。

近い様で、遠い距離。

ずっと一緒に居たい。

だけど、それは今は叶わない。

その想いが、涙となって零れる。

 

 

 

相手の感情も状態も、きっと他の人達よりも強く感じることが出来る私たち。

物理的には、側には居られない。

でも、常に横に感じる相手。

今は、それでも、幸せ。やっと会えた。

 

 

 

 

 

 

 

***

追記。

 

ハグの時、

シャンプーも柔軟剤も違うものを使っている私たち。

だけど、相手の匂いは一切なく「無臭」でした(これも、後日話して分かった事です)

猫ちゃんが、驚いた顔をしたのも、きっと、同じ匂いだったから、じゃないだろうか?と、納得したりw