■事例ストーリーに型が有る
事例を解いているうちにストーリーの型がある事に気付きました。そのストーリーを書き出せる空枠を作って見ました。それが、表1の枠組みです。そこに事例を解いたら書き入れて、解答に必要な1次の知識も書き入れられるようにしました。
表1 事例ストーリー
■ストーリーに時系列とSWOTと戦略策定プロセスを当て嵌める
表1を記入していると企業の歴史、SWOTの生成正起、その時々の戦略策定がシンクロする事に気付きました。その同期を表したのが表2です。
表2 時系列SWOT
これは大発見!これを「時系列SWOT」と名付けました。
真ん中の赤線が「今」です。
■時系列SWOTのメリット
まず、事例の与件文が以下の表であることがわかれば、①初見でも理解速度アップ、②各設問の該当場所が想定でき、見つけやすく,戦略レイヤーを間違いにくい、等のメリットが見込めます。
また、設問者は難易度を上げるために時系列を前後させます。しかし、この時系列SWOTは普遍ですので、すぐに見破れます。
■まとめ
私は与件文の情報整理から卒業し、時間の大半を解答骨子作り、つまり、考える時間を増やす事に成功しました。効率化と精度向上の両立です。
与件文には、①時制、②事例企業の課題(解決しなければならないこと)だけをチェックして、他は頭の中で時系列SWOTに整理して行きます。