爛れた愛の嘘と本当と復讐の仕方 -2ページ目

爛れた愛の嘘と本当と復讐の仕方

フィクションである。
本当の意味での復讐とは。正しい愛の形とは。

×月×a日
悲しいのかもよくわからない。憎しみに似た混沌とした感情。
涙がでそうで眉間にシワをよせるが、何故かクシャミがでるくらいだった。この感情を言葉にするのは滑稽だが難易である。

遠距離のAと会う約束をしていたのでパソコンのテレビ電話を使うが
結局、、
何暗い顔してブツブツ言ってんのー?
とデリカシーの欠片もないAにイライラして、やはり、この人とでは、やっていけそうにない。無理。

俺のおかげ。俺を見て。俺がいいでしょ。いつもそんな風だ。

すぐに電源を落とした。
電話がかかってきたが、
そんな事でー?!と言われた。
即、付き合う事を再々再々度お断りした。断るのは何回目だろうか、、

案の定、Aはスルーをする。
今日は疲れてるんだよ、今日は寝て明日早起きして考えようよ。

Aよ。よくわからない。理由も伝えたが、、。

ひとりになりたかった。




×月×日
最近、Mは会社に車を置いて遊びに行くようになった。
会社に何故かMの車しか残っていないこと。何よりも本人が認めたことで確信がもてた。

車を置くようになったのは、あまりに察知がいい事に対して怯えているのだろうか?

どっちにしろグレーだろうが、誰から見ても黒にしか見えない行為。もうこんな事をやめたいのだ。

私は前回の忘れ物を取りに行く計画も忘れ、今まで溜まっていた事をMに伝え、Mが置いていった荷物をまとめた。

偶然買って置いたハバネロソースを料理用注射器でとり、うっかり避妊具に入れてしまった為、無用の長物になったのでMにあげる事にした。
そして、Mの玄関の前に他の荷物と一緒に置いた。

メールも届かないようにセットし、いなかったことにするのだ。

これからは、誰も本気では好きにならない。そこそこ好き ってくらいなら、こんな惨めで馬鹿な気持ちにならない。
今まで拒否してきたAの気持ちも受け取ろう。
例えAがMのように同じ事をしても本気で好きにならないから怒ったりも悲しんだりもしない。
お金と食べ物と趣味と生活を愛そう。
どんなに尽くしても尽くされても、完全なる美しい愛とはないのだから。

沢山の思い出とお金と食事を奢ってもらっても、本当に好きかどうかは分からないもの。

優しい小雨が降っていた。