日常のあらゆる場所で時折、妙なものが見えることに気がついたのは数年前の夏だった。
それはちょうど自分の背丈くらいの、少し周りから浮いた、異質な存在感を放つ人間のようにも見えた。
最初にそれが気になりだしたのは街の雑踏や地下鉄の中。視界の隅にちらりと、時には目の前に堂々と。ショーウィンドウや窓ガラスに映り込むそれ。
やがて自宅付近や仕事場でも見かけることに気づいた時はさすがに怖くなった。
だんだん、常にそれに監視されているように思えてきた。
例え見えない日でも、すぐ近くにそれがいるような気がした。
漠然と、それからは逃れられないと感じた。
それは人のようでいて、頭部から2つの、尻尾のようなものが生えていることにも気づいた。
きっと自分でも知らないうちにストレスがたまっているのかもしれない。それでおかしな幻覚を見ているだけ、そう思うことにした。
ある時、何気なく
スマホで撮った写真を眺めていた。
すっかり忘れていた懐かしい画像を見ていて、ふいに何かが気になった。
気になったのは写真、ではなく記憶。
胸がざわつく。断片的に蘇る。歯車が回り出す。
そこでわたしは〝ある事実〟を無かったことにしていたことに気がついた。
意識や記憶から完全に排除していた。
わたしは何かを恥じていた。
そして、現実から逃げていた。
わたしは実は知っていたのだ。
何を。
決まっている。
それの正体を。
わたしは認めるのが怖かった。
だから、無かったことにしていたのだ。
ずっと自分自身を騙していた。
もう何も恐れることはない。
恥じることもない。
今更失うものなど何もない。
今ここで、すべての事実を、
自身のすべてを受け入れるため
わたしは鏡の前に立ち
その長い髪を2つに分けた。
オカルトに見せかけたミステリー仕立てのツインテールの話←どうゆうことなの
見えていた奇妙なモノは実はガラスに映った自分のツインテール姿だったんだよーっていう。いい歳してイタイ奴すぎる自分を認めたくなかったんだよーっていうお話。
暖かくなるとやっちゃいますよねー
背徳のツインテール。え、やらない?
あれ以来自撮りはsnowに依存傾向
ま、見る方も汚い写真よりキレイな写真の方がいいかと
最近文章に下ネタの神が降臨しないので写真で少し
やめれ:(;゙゚'ω゚'):
ギリギリアウトな削除案件