https://wezz-y.com/archives/58860「
痴漢も生きづらい」小川榮太郎の破綻した論考を載せた「新潮45」
自民党の杉田水脈議員が、「LGBTは生産性がない」と発言して批判されましたが、新潮45に、その杉田氏を擁護する、「文芸評論家」小川榮太郎氏の論文が掲載されました。
小川氏は以下のような主張をしました。
<満員電車に乗った時に女の匂いを嗅いだら手が自動的に動いてしまう。そういう痴漢症候群の男の困苦こそ極めて根深かろう。再犯を重ねるのはそれが制御不可能な脳由来の症状だということを意味する。彼らの触る権利を社会は保障すべきでないのか。
触られる女のショックを思えというか。
それならLGBT様が論壇の大通りを歩いている風景は私には死ぬほどショックだ。精神的苦痛の巨額の賠償金を払ってから口を利いてくれと言っておく>
これさー「そういう比喩だよ!比喩だからいいじゃん」つってる人いるけど、いや最低ですよこの比喩。
「女性の痴漢被害者の苦痛は、LGBTの加害者に痴漢された男性の苦痛と同じ」←わかる。
小川「女性の痴漢被害者の苦痛は、私のLGBTへの嫌悪感と同じ」←はあ???
痴漢被害者の苦痛と、己のLGBTヘイト感情を「同じ」と言い切っているのが信じがたいですね。
「痴漢なんて減るもんじゃないし」と普段から思っているから、こういう時にぽろっと女性蔑視、性犯罪被害者への軽視蔑視侮辱発言が出るのでしょう。
LGBTだって痴漢されたら逮捕される。
小川氏がゲイの痴漢に触られても、その触られたショックは「論壇風景ショック」とやらと同じなのかよ?
性犯罪被害をバカにするのもいい加減にしやがれ、いい機会だからいっぺんゲイ痴漢に触られて来いや、経験してから物を言え!!!
でまあ批判されまくった結果、
https://www.shinchosha.co.jp/news/20180925.html
新潮45 休刊のお知らせ
あらまあ。
ところで、そもそも論。
小川榮太郎。
彼は一体、何者なのか。
肩書きは文芸評論家で「専門は近代日本文学、19世紀ドイツ音楽」らしいのだが、wikiで経歴を見たらわけがわからないのだ!!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%B7%9D%E6%A6%AE%E5%A4%AA%E9%83%8E
文芸評論家であるはずの小川榮太郎氏のデビュー作は『約束の日 ―安倍晋三試論―』という安倍首相礼賛本なのである。
なんと、この安倍本を出す2012年まで、一冊も本出してない。
評論家とは言うが、どこかの大学の教授ってわけでもない。
修士卒業から安倍本出版までの職歴が空白なのだ。
空白の時期、彼は何を生業としていたのだろう。
まさか「いつか自分の本を出したい」と夢見ながら、細々と無名ライターでもしていたのだろうか。
他にアルバイトでもしながら。
安倍本を出すまでろくに名前も知られていなかったワナビが、突然何冊も本を出せて、今はさぞ有頂天で夢見心地でしょう。
- 『約束の日 ―安倍晋三試論―』 幻冬舎、2012年9月。
- 『国家の命運 ―安倍政権奇跡のドキュメント―』(2013年)
- 『『永遠の0』と日本人』(2013年)
- 『最後の勝機(チャンス) ―救国政権の下で、日本国民は何を考え、どう戦うべきか―』(2014年)
- 『一気に読める「戦争」の昭和史 1937-1945』(2015年)
- 『小林秀雄の後の二十一章』(2015年)
- 『天皇の平和 九条の平和 ―安倍時代の論点―』(2017年9月)
- 『徹底検証「森友・加計事件」 ―朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪―』(2017年10月)
- 『徹底検証 テレビ報道「噓」のからくり』(2017年11月)
- 『徹底検証 安倍政権の功罪』(2018年9月)
すごい、こんなにいっぱい本出してる!(ぜんぶ安倍本以降)
平成27年11月11日に行われた【小林秀雄の後の二十一章】出版記念パーティーで上映されたオープニング動画
https://www.youtube.com/watch?v=iwLPGLNWMww&feature=youtu.be
うーん、バラのお庭を背景にクラシック音楽について語るなんて気持ち良さそうだね
知識人みたいだね
でも、誰?
ただの読書好きでクラシック音楽好きのおっさんじゃないの?
ワナビ小川榮太郎の現在の夢見心地、それは、
稲田朋美(ただのおばちゃんがある日突然、防衛大臣に!)
籠池泰典(ただの幼稚園経営者が、私立小学校設立!)
湯川遥菜(ただのミリタリーショップ店長が民間軍事会社のCEO!)
が見た夢見心地と同じものだろう。
ポスドクとか、ワナビとか、無名ライターを拾い上げて御用に仕立てるシステムがあるっぽいのだ。
製薬会社の御用として薬害リスク製剤を推進していた、森口尚史。
東電社員が突然東大教授に転身した、大橋弘忠。
311以降、急にあちこちに記事を書きはじめたがそれまで無名だった、石井孝明
安倍本を出した2012年以前、一冊も本を出していない小川榮太郎の無名時代のブログタイトルが「評論家の日記」と言うのが泣かせる。
誰もその名を知らない評論家。
知識人という存在になりたくてなりたくて仕方なかったのだろう
評論家の日記 http://blog.livedoor.jp/hihyouka/
ザ・クラシック評論 http://blog.livedoor.jp/theclassic/archives/cat_34295.html
魔法使い安倍ちゃんが現れて、かぼちゃの馬車を用意してくれました。
夢見がちなおじちゃんおばちゃんが、その馬車に乗ってしまいました。
でもその行き先は、本当にお城だったのでしょうか。
世の中には、大学教授という肩書きなんかなくったって、本出して素晴らしい研究をしている市井の研究者はいくらでもいる。
まして今はインターネット時代、個人の研究サイトが人気を博して本になることなんてよくあることだ。
でも小川榮太郎は、その文芸評論力が認められて世に出たわけじゃない。
上記の異様な著作ラインナップを見てください。
文芸評論本は「小林秀雄の後の二十一章」一冊だけですよ。
安倍さんの力を借りて、安倍さんや保守界隈の太鼓持ちという仕事を何個も何個もこなすことでやっと、たった一冊だけ「専門」の文芸評論本を出させてもらえた。
そんなの、砂の城じゃないですか?
ちなみに小川榮太郎に関しては過去にも当ブログで二度ほど記事にしていますのでご参考に。
自分の礼賛本を書かせて本屋で売らせて、自民党議員に読めと送りつける首相ってすごくね?
自民党が5000部購入して自民党議員に配布した「モリカケは朝日の捏造だ」本、提訴される。
●追記
http://bunshun.jp/articles/-/9176
その後の文春砲で、小川氏がネットワークビジで宇宙エネルギー商品とかいう怪しげな商品を売るマルチ商法野郎だったことが判明してしまいました・・・・。
https://johosokuhou.com/2018/10/03/9520/
さらに「放送法遵守を求める視聴者の会」ですぎやまこういち氏の寄付金を着服した疑惑でもめてることも判明してしまいました・・・。
想像してた「夢見がちなおっさん」なんて可愛いもんですらなく、
なんかもう、お金のためならなんでもできちゃう犯罪者一歩手前みたいな人だったの・・・・?
窃盗逮捕歴の、高橋洋一
伊藤詩織さん強かん疑惑の、山口敬之
すぎやまこういち寄付金着服騒動の、小川榮太郎
安倍応援団って一体なんなん!!!!!!