日本経済ー温故知新

日本人の賃金はどんどん下がっていて、その分の金はどこに行ってるかと言うと、企業が内部留保という形で溜込んでいる。
賃金が下がった理由は1998年の派遣法の改正で、内部留保が増えた理由は2001年の時価会計導入です。
もうだいぶ前から言われている、時価会計のせいで日本は不況になったという説、上の表を見る限り正しいんじゃないでしょうかねえ。

「時価会計」を時価評価する --- 宇和 吾郎

金融安定化のために時価会計は原則的に廃止すべきだ

一体いつになったら日本は時価会計を見直すんでしょうか。
これ直すだけで企業は労働者の賃金という形で利益還元をしやすくなる
つまり国民に金が行き渡る、これによって経済が活性化するのにね、血液のように

合わせて見たいのが、配当金と外国人比率の表。
構造改革以前、日本人労働者の懐に落ちていたお金が、配当金に吸い取られているのがよく分かりますね。

大企業の配当金と人件費の関係をグラフ化してみる
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上場企業の「外国人」持ち株比率の変化をグラフ化してみる
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