私は休職していますが、現場の雰囲気を忘れたくない気持ちがあって、職場に提出しなくちゃならない書類があれば自力で届けに行くようにしています。

 とは言っても、運転して行ける場所だからであって。公共交通機関を使わなくちゃならない場所だったら、たぶん郵送していると思います。

 他にも私の所属校ではお休みしている人がいて、いきなり休んだ時から誰からの連絡にもぱったりと応えられなくなっちゃって。

 私は闘病しながら働いていたけれど、発作が頻発して早退ばかりになっちゃっていたし、めまいを起こして掲示物を掲示中に高所から落下して「高所作業禁止」になって学年の他の先生方が代わりにやってくれるようになったりと迷惑も甚だしくなったから、「ドクターストップもかかったことだし、いっかいまともにお休み取ろう。長期休みになると、現場感覚が薄れてしまいそうでいやだけど。」という気持ちでお休みに入ったから、まだなんとかなっているだけで。

 今もふつーにメンタルが不安定になる時はあるし、この間も自傷行為に走りそうになったのを堪えて、薬の関係で禁酒しているのを破ってお酒を飲んでごまかしたりして。

 前はがっつり夜間救急に行くことになったこともあるから、それに比べたらマシなのかもしれないけれど。

 でも、やっぱり現場に顔を出せば、知ってる教職員の人たちはみんな「元気そうで良かった〜。」って言う人が多いです。

 いや、元気だったら、すぐにでも復帰してるんですよー。

 元気じゃないから、まだお休みしているんですー。

 だから、正直者な私は「いや〜。まだまだメンタルが不安定になることありますね〜。」と答えますけども。

 そりゃ、久々に行ったら、愛想笑いしつつ「お忙しいところ失礼します〜。」って振る舞えるけれど、それは大量の薬を飲んでなんとかコントロールしているからであって。

 帰宅後には、話疲れとか、「ああいう振る舞いで良かったのかな」とか色々考えて疲れちゃうから、ベッドで仮眠とって疲れを癒さなくちゃならないし。

 そういう状況なんだよね〜。

 休職するってのは、ほんと、置いて行かれている感が絶望的にあって。焦るから、現場にも顔を出すようにしている。

 みんなの前に現れられるから、「元気」なわけではないってこと、わかんないかな〜。

 休職を決意したときは、号泣して、断腸の思いだったのに。そういうこと、みんなは考えたことないのかなぁ。

 パワフルだなあと思いつつも、実際に休職したことある人や、私のことをそばで見てたくさんフォローしてくれた人とかは、そういうことは言わないんだよね。

 当時、どんだけ大変だったのかを間近で見たことがある人たちだから分かってくれているというか。

 闘病しているにも関わらず、「まあメイ先生ならやれるよね」と仕事を振り続けていた人たちは、そういうところを見て見ぬふりなのか、みていなかったのか、何にも感じていなかったのか。と、思ったり。

 そういう理解してもらえないことを責めるつもりはないけれど、やっぱり人間だから、もやったりはしちゃいますね。

 まあ、なんやかんや色々な人と喋って、いまの現場の雰囲気とか知れるのは楽しいことではあります。

 図書司書の先生に、大量の私物の学級文庫を預けていましたが。特別支援学校教諭を目指すにしてもそうではないにしても、異動時にお荷物になっちゃう。だから、苦渋の決断で断捨離して、先に持っていっていた「学校では教えてくれない大切なことシリーズ」以外の本を、紙袋一つにまとまるようにして持っていき、コンテナ二つ分のを寄付しました。その際にも、「図書にマンガはありかなしか」議論をしたり、「はだしのゲンがダメな理由」なんかを教えてもらったりして、楽しく読書(図書?)好き同士の会話をしたり。

 校長に目をつけられてしまっているらしい、私からするとめっちゃ良い先生が、愚痴をずらずらと吐いていて新鮮な気分で聞いたり。

 AirDropの仕方も知らなかった私に、ICTに詳しい音楽の先生がやり方を教えてくれたり。

 そうそう、休職一年目を超えると傷病手当が出るようになるんですが。事務さん達が色々調べてくれて、「障害厚生年金は二重取りできない仕様になっているから、傷病手当の方が金額高いだろうし、今は取らない方がいいよー。」と教えてくれて。復帰してからも障害者なのは変わらないし、通院も継続しなくちゃなので、そっからならアリっぽいので、改めて担当のカウンセラーさんに確認取らないとなって情報を教えてもらったり。

 こういう、タメになることを教われたのもいいですね。

 もやっとしたり、「あ〜ここにいる歴が長いからって、しゃしゃったかな〜。」と、思う時もあるけれど、やっぱり現場に定期的に行くのはいいですね。と、前向きに捉えたいです。


※蛇足

 河原和音さんの少女漫画が好きです。「高校デビュー!」が。何度読み返したか。

 ふと、マンガアプリを見てみると、知らぬうちに新作が2本も出ていました。

 「こういうロマンティックなのは現実ではあり得ないけど、でもだからこそ非現実的なドラマティックさに胸がドキドキするー!」って感覚。

 本棚がもう、パンパン。整頓して、なんとか納められる場所を確保したけれど。マンションって、案外狭いんだな〜。いや持ち物多すぎなのかもな〜。なんて思います。

 電子媒体より紙派なので、漫画と小説と教育書と自己研鑽本がぱんぱん。夫も多少なりとも読むし。積読が多いけれど。いつになったら「ブルーロック」を読むんじゃ。そして、私もいつになったら「ハイキュー!!」読むんだ。と思いつつ、こういうことで悩むことができるのも幸せなことではあるよな。と思います。