↑毛刈りしてから特に、寝室のベッドで過ごす率が高くなりました。



 ご卒業されたお子さんをお持ちの方、ご卒業おめでとうございます。

 それ以外は春休みまであと少しといったところで、新年度への期待や不安がドキドキわくわくな時期ですね。

 卒業式といえば、私は校務分掌(校内の部署的なもの)で情報主任(人によっては3番目くらいに忙しいと挙げられることもある。一番は体育主任が多いかも。二番目は研究主任かな。)を長年やっていたもので、その関係で放送機器の扱いなどを任せられることが多く。

 以前務めていた学校では、式典で放送の担当だったので、音響を任せられていました。初めて担当した時は胸がバクバクです。古い機材のせいか、体育館の環境のせいか、ハウリングが起きやすくて。リハーサルで式の進行担当である教務主任と綿密な打ち合わせを行い、どのタイミングで何番のCDをかけるとか音量はどうするかとかタイミングも何分何秒単位で細かく進行表にメモメモしていました。

 一生に一度の式になるわけですから、曲を間違えたら顰蹙ものなわけで。数年したら慣れたものではありました。とにかく寒い時期ですが、放送室が小窓から覗き込む場所にあるものなので、見えないことをいいことに、冷え性な私はスーツの上からがっつり防寒着を着込ませていただきました。

 自分が卒業学年担当だったときは、例年、袴を着るのが恒例だったのもあり。レンタルと購入で金額が変わらなかったから、正絹の着物を買うことにして後に後悔。病気になってから修学旅行のある6年生を受け持つことができなくなったから、維持するのに苦労。定期的に出してクリーニングしてとしないと、カビが生えたりするんですよね。誰か借りてください〜とお願いしても、高価なものだからと引け腰。

 毎年毎年、卒業学年でないにしろ、ばたばたと準備に片付けに打ち上げにとたくさんやることがあって、大変です。

 しかも、年度末は引き継ぎ文書作成や、次年度のクラス編成があり、これも何度も会議を重ねて行います。資料作るのも大変ならば、会議するのも大変。次年度引き継ぎ受け持つ場合、事前に告知されることが多く。内定という形ではありますが、それなら私が受け持つだろうクラスには指導するのに得意な方の特別支援要素のあるお子さん多めで、逆に指導の苦手な不登校系のお子さんは少なめでお願いしますという配慮をしてもらったり・・・若手の時はいいようにされてしまった苦い思い出(※これも以前記事にしています。)があったので、進言できるなら遠慮なくさせてもらっていました。そんなの、なかなかないですけどね。よほどのことがないと。たいてい、主任クラス、初任者クラス、講師クラス、ベテランクラス、中堅クラスといったような感じで構成されたものを受け継ぎます。私は中堅クラス。

 年度末は他にもたくさん。通知表の用意に加えて、要録(※どんなものかは以前、詳しく記事に書きました。)作り。これは簡単に言えば通知表を記録用に作り直したもので、ぶっちゃけ無駄な作業。だって、通知表のデータを残しておけば済む話ですから。なのに、語尾を敬体から常体に直せとか、箇条書きにしろとか・・・要録主任もやったことありますが、ほんと無駄無駄無駄ァ!!! と思いながら「こうしてくださいね〜。」と言ってました。

 それに、年度初めに向けての、分掌の資料作り。大所帯の分掌だったら会議して反省点などまとめて改善案を作るとか。個人でやってるなら会議は避けられるけれど、それでも一人で作る。

 送別会だのなんだのの担当になっていたら、それも大変。休職する最後の年は「病気で大変だから参加しなくて大丈夫。」と言ってもらえて不参加決め込みましたが(かなりお世話になったような方が送別されるならやぶさかでもないけれど)同調圧力で参加しなくちゃならないし、幹事学年だと準備やら司会進行やらで大変。

 そんなこんなして、修了式を迎えるんですよね。修了式の日も、大事なクラスの子たちを思い出いっぱいに送り出してスッキリ終われた〜と思ったら、教員は1週間(※時間が確保されていて羨ましいと思われるかもしれませんが、代わりに残業代や手当てなしで早朝出勤に物理的に仕事が終わらないから残業&休憩時間なし&平日超休み辛いというか休みたくない)後にはすぐに新体制でぱっぱと入学式準備や新一年生の教室アレコレ準備と並行して、自分の学年と学級の準備に追われます。


 あの時期、年度によって日数が変わりますが、それでも3日〜5日でやり通さなければならないから、ほんとしんどいです。もっと準備時間をオクレ。しかも、昼休憩は新しく来た方々と親睦を深めるべく、ご飯を食べに行くといった習慣があるような学校もあるから、「呑気にランチしているより作業を通して協力体制できるから、時間とられたくない〜。」と合理的主義な私は思っちゃいます。


 ぐちぐちになってしまいましたが、新年度もドキドキわくわくしているのはこちらも同じ。担任発表で微妙な反応されたら嫌だな〜という、みなが思う不安を抱きつつも、一年で立派なクラスや子たちに育てるぞ〜と、気合いが一番入る時期ですね。


 さて新年度になると、学用品もお家で確認し直してくださいね。と年度末に連絡があって準備されると思います。新3年生になるご家庭だと、新たに「コンパス」「三角定規」「リコーダー」を購入することになります。細かいこというと習字とか、5年生は家庭科セットなんかも購入しますが・・・これらは今の所、学校に来た業者が売っているもので十分かなと。


 時期がきたらまた改めて「持ってきてください。」とか、リコーダーに関しては学校で業者から買う人に合わせて連絡があると思いますが、リコーダーってかなり難所です。新3年生ってまだまだ指や手が小さいから、物理的に上手く吹けないという問題が出てきます。


 そういうお子さんは、シリコンのリコーダーがおすすめ。





 学校の授業でぴろぴろ上手く吹けるようになる子もいれば、手の問題でそうもいかないお子さんもいる。そういう場合、シリコンのリコーダーや、補助シールを使うことがおすすめ。家で練習するにしても音が気になるとしても、リコーダーの消音器も今時はあります。


 そして、私は自分のブログで何度も言っていますが、コンパスは「くるんぱす」一択。めーーーっちゃ使いやすいです。1ミリのズレは許容されても、2ミリでアウトな場合が多いと思います。これは、器用なお子さんでも、どうしてもズレるときはズレる。それを防げる文房具。


 そして、「くるんぱす」とセットになっている「三角定規セット」も、ズレにくいように滑り止めがついているので、ここは百均ではなくてこちらを購入してあげてほしいです。百均のものは滑り止めがついていないと思う。



↑あと、シャープペン型じゃなくてえんぴつ型がおすすめ。シャープペン型は壊しやすい。




↑くるんぱすとセットになっているものもあり。ソニックさんは、こういう商品が多くてすごい。


 普通の定規もいろいろあり。


↑目盛が読みやすい上に、デコボコしているからはじでぴたりと止まる。

↑滑らないっていうのは文房具類で大事。

↑ナノピタも個別で売っています。


 定規選びは基本、一番端っこに余白があるものを選ぶのが大切かなと思います。0が端っこスタートになっているものがありますが、あれは書き辛い。


 こんな感じで、世の中には便利なグッズが増えたものだと感心します。私は左利きかつ不器用だったから、こういうのがあれば良かったのに〜と、自分で購入した便利文房具を使っては思っています。



 さて、心構えとしてもっていてほしいなあ〜と、ご家庭やお子さんに対して思うのは、ネガティブなことに目を向けないでポジティブに「今年は新しくどんなことするんだろ〜!」というスタンスでいてほしいなってことです。


 なかには苦手なクラスメイト、先生が同じ学級になるかもしれません。でも、逆の目線に立てば、自分がそう思っている人は周りからそう思われてしまう可能性が高いです。人を選別する目や態度の人って、分かりますからね。典型的なのは、保護者の方で『◯さんとは次年度違うクラスにしてください。』と担任に相談する方。どんなに◯さんが暴れん坊でも、そういうことを言い出すご家庭なんだ〜という目では見られますし、お子さんも同じです。


 よほどの悪意に満ち満ちたお子さんと出会ったことがないからの性善説かもしれませんが、犯罪的行為に及ぶような子は心理的に叩きのめす。というスタンスの私からすると、まだ失敗が許される小学生の間は、分け隔てなく、けれど苦手なら苦手なりの付き合い方を。好きでも好きすぎて度が過ぎた付き合いにならない方法を。と、さまざまな人付き合いを覚えて、将来の礎にしてもらいたいと思っています。


 ぐだぐだ言いましたが、なんにせよ新年度、楽しく迎えられるといいですね!