↑私の癒し担当アオちゃん。私が寝室で寝ていたら足の上やらなにやら同じ場所で一緒に寝て、起きたらリビングに一緒に移動して私が見えるところでのんびりして、お腹空いたらこんなガタイに似合わずに「にゃぁ」とか細い鳴き声で鳴き、甘えたくなると、しゃがみ込んだ私にすりすりしながら360度回って身体を擦り付けてくる。静電気大発生。



 百均で突っ張り棒、売られていますよね。

 突っ張り棒方の棚なんかも、ホームセンターで売っていますよね。

 私はアレが嫌いです。

 なんてったって、耐久性が低い!!

 洗面所の洗濯機上に、バスタオルなどを載せておく棚を作るために、夫が突っ張り棒と突っ張り棒用の棚板を組み合わせて簡易DIYしたのですが、最近、壁紙がへこんできたのか、突っ張り棒のバネが緩んでしまったのか。よいしょとバスタオル載せるだけでガシャーン!! と、全部落ちて鬱になります。

 戻すのも面倒だし、また落ちる恐怖もあって、もう洗濯物の取り込みもしたくないという気持ちになりました。

 夫にずっと「突っ張り棒辞めて、専用の棚を購入しようよ。不安定で怖い。」と訴えていたのに、崩壊が繰り返されたものだから、「もうやだ。専用の棚を作って。」と嘆くと、「じゃあ洗面所の洗濯機用の棚を買うよ。俺に一任でいいのね?」と言われたので、「白いものであればもうなんでもいい。」と、初めて収納道具関係の決定権を夫に一任しました。いつも一緒に考えるか、私が手配するかだったので。

 昨日は朝からバリバリに掃除や敷き布団などの洗濯など、家事に精を出していたので、最後に普通の洗濯物を取り込もうとしたときの崩壊事件でドッと疲れが出て、不貞寝しました。眠れなかったけど。

 そもそも、夫のバスタオルが分厚いタイプなのも、場所を取るし重いしで問題。私のは軽いし最低限、全身を拭えて髪をタオルでまとめられるものにしているから。

 夫のこだわりで、大きいバスタオルにしていたけれど、そのこだわり捨ててくれんかなぁ・・・。と思うこともしばしば。

 いい感じの棚を、早く設置して欲しいものです。家のほとんどの家具選びを私に任せてきたのですから、たまには夫がやってくれてもいいですよね。新居入居時に、ダイニングテーブルやテレビ台やらを購入する際、希望を聞いてあとはお任せ。されて、私も当時は忙しいなかで店舗やネットで希望に合ったり、収納力が高かったりするものを探してとやっていたのですしね。

 お片付け動画とか記事とか見ると、突っ張り棒を活用しているものも散見されますが、「まじでそれで大丈夫??」って感じています。

 安いけど、安かろう悪かろうですな。

 脱・突っ張り棒!!!


※蛇足

 最近は邦画のサスペンス系映画にちょいはまり。

 古田新太さんと松坂桃李さん主演の「空白」がひんやりした空気感と、時に共感性羞恥を呼び起こされたり、すれ違いとか、噛み合わないとか、主演たちが周囲の言動に振り回されていたりするところとか。見どころがたくさんありました。

 ネタバレあらすじは、小型船を出して漁業を生業にしている古田さん演じる添田が、短気親父で。離婚した妻との間の一人娘を育てながら生活していた。娘の花音は、そんな父親にびくびくする毎日で、母親とたびたび会って愚痴や相談をこぼしつつ、学校でも友達もなく、なぜか一人で中学の入学式に向けて、胸につけるだろう花飾りを黙々と作っているけれど、担任からは「ゆっくり作っていて全員分間に合うの? 誰かと協力しなさい。」と突き放される日々。

 そんな日常のなか、錆びた町にあるスーパーの店長、松坂さん演じる青柳は、花音がコスメ売り場でマニキュアをいじっている様子を見て、いきなり腕を引っ張ってバックヤードに強引に連れ込む。

 少しして、店を飛び出した花音を、青柳も追って飛び出す。歩道を駆けていく2人。追いつかれそうになった花音は車道をいきなり横切り、車に撥ねられる。

 その時点ではまだ生きていたものの、反動で反対車線まで飛び出した花音は、急に現れた人間に気づいて急ブレーキを踏んだトラックに、巻き込まれて、原型もないような形となって死亡してしまう。

 酷い有様となった花音に、添田は悲しみと憤りを見せる。しかし、添田はそこから大暴走を始める。青柳から「万引きしていて、鞄にも実際にマニキュアが入っていたから追いかけた」と、びくびくしながら言い訳する青柳。「娘は化粧なんかしねぇ!」とキレるも、夕食の場で「学校のことで話したい」と言っていたことがあったから、学校でいじめられていたのではないかと矛先を向けるが・・・。


 とまあ、全部書くと、ものすごく長くなっちゃうのでここまでにしますが。

 添田は娘のことをよく知らない、知ろうとしない人間だったし。花音が本当に万引きしていたのか、そうであるような、でも決定的とまではいえないような描写もあったり。鞄に入っていたといっても、青柳が捕まえたときは、鞄に入れた描写がないから、もともと入っていたとも考えられるし。バックヤードで青柳とどのようなやりとりがあったのか不明だし。この時点で物理的な「空白」があるんですよね。

 青柳は店を立ち上げた父親が亡くなったから、なし崩し的にスーパーを引き継いだ人間で覇気もない。パート店員の独り者おばちゃんに逆セクハラ的なこともされつつ、想いを寄せられていたり。そのおばちゃんは孤独感という「空白」を埋めるために青柳を下の名前呼びして恋心を隠そうともしないし、ボランティア活動にも精を出して承認欲求を満たそうとしている。

 学校側もモンスターペアレントと化した添田に辟易しつつ、適当にあしらおうとしたり。担任だけは「自分が注意しすぎていたことが花音に何か悪い影響をあたえてしまっていたかも。」と思い悩むも、学校アンケートをとっても花音へのいじめ事実はなく、むしろ花音の「空白」を察せるような、「印象にない人」「いじめられていたら逆に目立つ」といった文言で、空気のような扱いをされていたことが分かる様子だったり。

 添田は周りの人物の言動に振り回されて、最終的に怒りの矛先を青柳に絞っていく。最初は「自分も万引き被害に悩む立場だったから、こんな事故が起きたのも仕方ない」というスタンスだった青柳も、添田の奇行によって追い詰められて精神的に追い込まれ、自殺未遂するほどに。

 そんな添田も、奇行や娘が万引きした結果の事故だということをマスコミに責められて、両者ともに鬱屈を溜め込んでいく。

 でも、それぞれとあるきっかけで互いのことを理解するようになり、また、理解者も現れて、完全に和解はできないにしろ、なんとか折り合いをつけようと試行錯誤する添田に、やっと真の反省を見せる青柳。

 添田の下で働く野木という若者は、もともと添田に鬱憤を溜めていたことと、荒れ出した添田についていけなくて一時期別の船に乗っていたものの、中盤からは添田のよき理解者となって添田の息子のようなスタンスで支えてあげている姿が素敵でした。

 最後には、娘のことを知ろうと奮闘していた添田が、ようやく親子での共通点を見つけ出すことができ、大泣きする場面を見て、感動的に終わっていました。

 語りきれないくらい、見どころがたくさん。息苦しくなるような場面も多くありますが、生々しい表現(R指定とかそういうわけじゃなくて)が、ときに共感性羞恥心を感じさせるというか。

 語りきれないですが、私としてはとにかく「当たり」と感じる作品でした。

 Netflixで、たしか22日までの限定で公開されているので、ぜひ視聴してみてほしいです。