↑これは先日行った、クリスマスディナー代わりのフレンチデートにおけるメインディッシュ。めちゃうま。



 義実家家族との忘年会を終えました。

 私は恵まれたもので、精神疾患になると義実家との折り合いが悪くなりやすいところ、義理の年の離れたお姉さん2人にも義両親にもほどよい距離感を保って見守ってもらえています。

 私が個人的に連絡し合うのはお義母さんくらい。上のお義姉さんには、今回の忘年会で会う際に、溜まりに溜まった私のお古の洋服や小物などを、娘さんやお義姉さんにお下がりするためにうん年ぶりに連絡は取っていました。

 お歳暮オッケー。義理の甥っ子姪っ子が3人いるので、小学生には千円、中学生には五千円、高校生には一万円。進学祝い時には一万円。といった具合の我が家なりのルールで用意。

 そして、古本も含めて、大量の服を持参。

 毎年恒例なのは、義両親のご馳走で、お義姉さん家族の住まいの近くにある焼肉屋さんで奥座敷を予約してもらい、テーブルふた席に分かれて各々家族と義両親、我々夫婦が席に座ります。

 ここで毎年「なんでこの配置なんだろ?」と思っているのが、一つ目のテーブルに下のお義姉さん家族と義両親と夫が座るように上のお義姉さんに促され、上のお義姉さん家族テーブルに私が座ると言うのが恒例。

 たいてい、少し離れたところに住んでいる義両親を我が家が車でピックアップしてから向かうから、お義姉さん家族が先に座っている形になるのですが、なぜか我々夫婦は必ず別々。それも、私は上のお義姉さん家族。夫は下のお義姉さん家族となるんですよね。

 夫は義両親とも一緒に団欒した方がいいから、お子さんの人数的にもそうなるのが自然なのかもしれないです。

 ただ、コミュ障な私は、最初は何を話していいやらと焦りに焦りました。

 今も緊張はしますけれど、上のお義姉さんの娘さんはお年頃なので女子トークができるようになっており。息子さんの方は、お父さんの寡黙なところを引き継いでいるのかどうなのか、お父さんは話を振ると答えてくれるけれどキャッチボールができず、息子さんも同じ感じ。こんな会話下手な私が隣に座ってごめんね〜という気分。


 お義姉さんはテキパキとしていて、傾聴力もあるので、今日はトコトン夫の身内自虐ネタに走りました。(お義姉さんにとって弟)「見てくださいよ弟さんのあのデニム! お義姉さんの息子さんはこんなにシンプルでスマートなかっこうしているのに、三十路越えて、あのサスペンダーがついているのかなんなのかポケットいくつあるんだか分かんないの履いてるんですよ! 服がないからって言うけど、だからって買うもののチョイスがおかしい?です!」と、普段から夫にも『服を買う時は必ず私がチェックしてから。』と言い聞かせているけれど、『履き心地がよいから』と、二十代の頃からずっとヘビロテしているデニムを履いてきていたので、酷評すると、いつも猫被りしているのでお義姉さんが爆笑しながら「メイぴょん(あだ名で呼ばれている)が急に毒舌になった!」と言われました。


 そして、娘さんはお年頃なもんだからか、やたらと写真をとりたがったので、教えてもらったポーズで撮られた集合写真を転送してもらうと、義実家のお義姉さん2人と夫は血のつながりを感じるかのような変顔で写っていました。


 更に言うと、ランチが終わったら、下のお義姉さん家に移動して午後の集いを過ごしたのですが、そこでお義父さん、お義姉さんの夫、その息子さん(提案者)、夫の4人で麻雀大会が始まり。その際にも、義理の姪っ子ちゃんは写真を撮っていたのですが、上から撮ったものだから、夫の頭のカッパ具合が露骨にわかる写真になっていて、凹んでいました。


 私は長時間、夫以外の他人と過ごすことがしんどくなりがちなので、途中で車に戻ってタバコ休憩を入れつつ、持ってきた古着で姪っ子ちゃんに「これは若者向けじゃないから、お母さんかな。」「このカバンいいな!」「じゃあ、このベルトと合わせて、今の服でもワンポイントにするとコーデになるよ。」「色味同じ!」とか、ファッション講座みたいなことや、「私、首元きついの苦手なんだよねー。」「わかる。襟伸ばしちゃう。」「だからこのニットも、ちょっと首元伸びてるんだけど、いるかなあ。」「これくらいなら平気。自分でもやるし。それよりデザインが気に入った。」とか相談したりして、楽しかったです。


 一番下の姪っ子ちゃんは、おねだりされたゲームソフトで最初は遊んでいましたが、一人遊びの方が好きなようで途中で飽きてしまっていました。そんな姪っ子ちゃんは3年生なので、お年玉をあげる際に、お年玉袋を見せびらかしながら「五の段、どうぞ。」と言わせてクリアしたら、「じゃあ、七の段は言えるかな?」と、難関なところを言わせて、途中でつまずいていましたが自力で暗唱できたので、「よくできました〜。ご褒美です〜。」と意地悪な渡し方をしてやりました。


 そんなこんなでお開きとなり、お義姉さんたちから大量のお歳暮なのかお土産なのかわからないものをどさどさといただき、義両親を自宅まで送りました。


 帰り際に「お茶でも飲んでいくかい?」と言われましたが、もう遅い時間でお腹ぺこぺこになっていたので「お腹空いたんで、夫さんが地元にしかないお店に行きたいっていうから失礼します〜。」と断ってバイバイしました。


 こういう不躾なことをしても、そんな気にしないのが義実家の助かるところ。疲労感はありましたが、達成感らしきものもありつつの1日でした。



※蛇足


 移動中にNetflixで、今更ながらに劇場版スラムダンクを観ていたのですが、さすがっす。これは原作を知らない人からするとなんじゃこりゃ? になるところも多いと思うのですが、最後に読んだのが中学生だか、それぐらいの私でもひしひしと山王戦の激動っぷりと、今回主役的立場に抜擢された宮城リョータのエピソードにしみじみしました。


 ネタバレになるので注意。劇場版ハイキューも若干含まれます。




 どちらもそうなのですが、「ここぞ!」というところで映画音楽を切った無音を使いこなすところが粋です。緩急が凄まじい。無音の中で効果音やセリフだけになると、いっきに自分がそのキャラになったような臨場感が出て、息を止めてしまいます。


 映画音楽については、その効果などについて研究したことがありましたが、まだまだやな。と思います。感動を与える手法てのは、もっと模索すればありそうですな。


 そんな1日でした。