うちの夫は事務員。わりと大企業で、ブラック部署だから帰宅時間が遅いことだけは心配。実際に、息が胃を悪くしている人のソレだし、最近はお腹の変なところが痛いとか変な腰痛があるとかで、私はひやひや。

 病院嫌いだから、なかなか行ってくれないのも困りもの。さすがに尿管結石だとしたら手術するレベルになると痛いのがイヤだからと病院にかかったけれど、特になしと言われてそのまま。セカンドオピニオン、サードオピニオン受けるべきって言ってるんですけどね。

 胃に関しては内視鏡検査を受けてって、かれこれもう一年くらい言い続けているけれど、「痛みのないトコが予約取れないんだもん」と行ってくれない。私は2回も軽い麻酔だけでやったことあるんだけども。痛いのなんかいっときのもんだから、すぐに予約が取れるところに行きなよと行っても行ってくれない。穴空いたらもっと大変なことになるんだぞと。

 そんな心配することも多い夫ですが、私も大絶賛休職中で、メンタルが不安定になるたびに心配かけられています。

 デイケアや通院がないと外出をほぼしないので、毎日ご飯を買ってきてくれます。

 野菜摂取量が少ないからと、私がアボカド好きだと言えば、作り置きでアボカドサラダを作ってくれます。

 今は風邪ぎみで喉が痛くて、ただでさえ眠気を誘発する薬を飲んでいるところ、風邪薬(飲み合わせは担当医に確認)も飲んでいるから、一日中寝ている。

 そんな私が起きたら食べられるようにと、外食したついでにデリバリーで美味しいもの買ってきてくれます。

 夫曰く、「買い物する時、『これならメイ食べるだろうな』って考えるから、ついメイが好きそうなもの買いすぎちゃう。ダイエット中だというのに・・・。」と、謎に反省を繰り返しては買ってきての悪循環? に陥っています。

 最近は食欲がなくて一日一食で済ませているところとかが心配なようです。

 そんな夫はブラック部署ではあるものの、大企業の事務員をしているので、お給料がそこそこ良い。富裕層とはいえないまでも、私より圧倒的にお給料が高くなりました。結婚するときは、もっとお給料が安くて同じくブラックなところに勤めていたのですけど。転職活動するときも「失敗しても私が稼いでるからなんとかなるなる〜。当たって砕けてこい!」と背中を押したもんですが、まさかこうまで逆転されるとは。と、不甲斐ない自分に肩を落とします。おかげさまで気に入ったところに住めているから、それはありがたい。ペアローンですけどね。他の生活費は夫か、共同貯金から出しています。貯金に入れる額も、私より多い。話し合いの時はお互い五万円ずつ、ってはずだったのに、なぜか八万入れているし・・・。

 そんなこんなで献身的な夫は、昨年ぐらいから年末調整なんかのややこしい書類も作成してくれるようになりました。「俺がやったら5分で済む」とか言って、いやもっとかかっとるやん。とは思ったけれど、私がやるより早い。勤務校の事務さんが超有能なので、昨年の分を保管しておいて、それを見ながら書けるようにとしてくれていますが、それでも毎年頭を悩ますコレ。「あ、夫にお願いしたら早いじゃん!」と、気づいてお願いするようにしてから、夫がぱぱっと作ってくれるようになりました。

 今日も、風邪のせいかだるさと眠気で一日中寝ていたのですが、夕方に起きて「年末調整やってくれた〜?」と聞いたら、「あとは印刷するだけ。ネットワークが〜(聞いてもよくわからんかったから流した)だったから、これからやる。それから、お昼ご飯にと思って買ってきた◯◯カフェのパンケーキ、冷蔵庫にあるよ。あっためて食べて。明日のご飯用にお蕎麦(最近はかきあげ蕎麦ばかり食べている)買ってある。アボカドも買ってきたから、これからサラダ作り置きするところ。」と、シゴデキなところを見せつけられて「はあ〜。ありがとうございますう〜。」と感嘆しました。

 いつもおんぶにだっこ、な感じですけれど、そんな夫は胃腸が弱いため、胃腸炎になりやすく。年に一度なるレベル。しかも、変なタイミング。旅行中とか、正月とか。私は免疫力が高いのか、一度、夫からの貰い事故に遭っただけ。コロナになったときも、私は反ワクチン派とは言いませんが、ワクチン未接種なのにうつらなかった。インフルなんかも、児童たちが大量に感染していても、若手のころはなっていたのに、免疫でもついたのか、ならないようになった。

 そういう時にてきぱき対応してくれるところが頼りになる、と思われているらしいので、そこで普段の恩返しをしていこうと思います。私は夫より先に逝きたい派ですけど、夫の方が短命そうでやだな〜〜〜。と今から思っています。

 とにかく、夫と結婚してよかったな〜てのを、しみじみ思います。

 精神疾患などになると、義実家や夫の態度が変わってしまい、離婚へと至った。不仲になった。という利用者さんからの話をよく聞きますが、うちは逆に我が子のように心配してもらっています。夫に「お義母さん、内心では『嫁が精神疾患になって休職までしちゃって、夫くんに迷惑かけてるんじゃないの』とか思ってたら辛いな。」とぼやいたら、「そんなこと考えてないよ。ていうか、俺はそんなこと言い出す人なんかあり得ないと思ってるし。だから母さんも父さんもそんなこと考えても言ってもいないよ。」と言い切ってくれました。

 ほんとかなあ〜。たしかに私も、夫が鬱になったときはひたすらに心配で、なんとかできないかなって職場にコッソリ連絡入れたけど(保健師さんに繋いでもらって、相談した。上司に訴えてもらい、休ませるように促した。)。

 と、不安が拭えず。失礼して、スマホでお義母さんとのやり取りを覗かせてもらうと、ほんとに私のことを心配していたり、夫を激励して支えるように促している声掛けをしていました。

 盗み見して、ごめんな・・。浮気とか疑ったわけとちゃうから(?)、許して・・・。

 お義母さんもお義父さんも、良い人が過ぎる。「結婚式は挙げて欲しいんやけどな。」と言うお義母さんに「いえ。挙式だけは無理です。」ときっぱり言い切って、「でもな〜。やって欲しいんやけど〜。」「いえ。そういう場が無理です。」と拒否って、折衷案で「せめてフォトウェディングでお願いします。」と提案したワガママ嫁なのに。なんなら改姓もする気なかったしな。夫に改姓させようとしてたからな。自分の苗字だけは気に入っていたから。夫の苗字はありきたりで、同姓同名がめちゃくちゃいそうな感じになってしまうんだもん。

 そんな嫁にも優しくしてくれてありがたいこってです。そういう家庭だから、夫もそんなふうに育ったんだろうな、と思いました。家庭環境って大事ですね。