私は基本的に、同じ現場にいる教員の皆さんのことを尊敬しています。ママ・パパ先生は「よく働きながら子育てできるなぁ。」と感心しますし、部活顧問(昔は私も受け持ったことあるけれど)の先生は「安い手当てで責任負わされてホントかわいそう・・・。」と思うし、男性教員なんて、能力のある方はひたすら酷使されますから「よく病まないなぁ。」と思います。

 ただ、自分にとって害を為す存在だったり、児童にとって悪い影響を与えたりする教員のことは徹底的に嫌います。

 教員も人間ですから、相性が悪いな(私はASDですから、なおさら顕著に感じている)と思う人は多数いますが、全くリスペクトできないという面がないという人はそこまでいません。今までの記事でも色々な教員の愚痴を吐きましたけれど、それでもそれぞれの良いところ(私には受け入れられないけれど、一般的にはそう思えるだろうという素質)があります。

 しかし数年前、精神疾患が本格化してきた頃に組んだAという男性教員には、心底軽蔑しています。

 今勤めている勤務校に、2年目くらいの時に新規採用としてやってきた。

 彼は一個年上で、それまでは採用試験を受け続けていたけれどなかなか合格できずで、臨時教員として最大半年で毎年勤務しながら合格を目指していました。それだと収入が不安定でしょうが、実家が太いお坊ちゃんタイプだったので、当時から車持ちで良いところに住んでいたっぽいです。

 小さいトラブルも沢山あったと思いますが、とりあえず毎年何かしらの大きめのトラブルを起こしています。学年が違い、あまり雑談をしない私は噂話を耳にする機会が少なかったのですが、それにしても酷い有様。

 一年目と二年目に、電子タバコを教員&来客用トイレで休み時間に吸っては校長に叱られる。

 タバコをうっかり男子トイレに起き忘れているあたり、アホいですね。発見した後輩から聞きました。

 三年目、不登校の兄弟がいるにも関わらず、「不登校なんてダメなやつがなるもんだ」と問題発言し、保護者激怒。

 四年目、子供に何らかの暴言を吐いて、教育委員会絡みの問題に発展。

 初任は最大5年目までしか初任校に在籍できないという自治体ルールがあるのですが、最悪なことに、この年に同じ学年になりました。

 そしていかにヤバいヤツなのかを目の当たりにしました。

 ・授業をしない。
 教室前を用事で通りかかる度に、板書や指導している姿は一度見たか見てないかというレベル。スマホですいっすいっとスワイプしている姿から「スマホゲーしてる?」という様子。そして、椅子にのけ反って堂々と居眠り。

 ・女児を膝の上に乗せる。
 顔だけはイケメン風だったからか女児人気はあり、女児がよってたかるのですが、膝の上に乗せるというセクハラ行動。アウトすぎる。フルーツバスケットなどの遊びで、子供がふざけて私の膝の上に覆い被さる、とかいう展開はあるけれど、男性教員がそれやったらアウトでしょ。ちゃんと座らせていたから、本人の意思だけではなく男性教員Aの意思も加わっての行動だろうし。

 ・ろくな指導をしない。
 授業風景から分かるように、まともに授業していないもんだから、翌年、その学年を引き継いで繰り上がった際に「なんでコレ知らないんだ?」と思う子たちはみんな男性教員Aのクラス出身。子供がかわいそう。

 ・子供に「死ね!」と怒鳴る。
 暴言すぎる。子供たちがふざけていた時に説教していたそうなんですけど、変なところの沸点が低くて、ワケの分からないキレ方をするんです。子供たちは一緒に職員室に乗り込んで管理職に相談しに来る始末。

 ・子供のミスに当たり散らかす。
 シャトルランてあるじゃないですか。もともとその時間の体育館配当は私のクラスだったんですけど、時間間違えてきてしまって。まあ私も時間間違えちゃうことはあるからと、合同でいいですよって合同体育にしたんです。教員2人いると監視も楽になるところあるし。でも、体育館の反対側にいた男性教員Aが、いきなり手に持っていたものを全て床に叩きつけて、足元にいた子(その子に当たるかもしれなかった)に怒鳴ってんですよ。「どうしました?」と聞いても「なんでもないですよー」と流しつつ、回収したもの見たら、シャトルラン用のCDケースが割れて使い物にならなくなっている。子供にそっと「どうしたの?」と聞いたら「カウントミスっちゃって怒られました・・・。」と。そんなん子供なんだし、シャトルランの計測なんて難しいんだから仕方ないでしょうに。予備日だって設けてあるんだから、走っていた子には「ごめんね。もっと記録伸びると思うから、予備日にも走ってもらっていいかな?」で済む話。

 ・引き継ぎデータ不備
 不備はたくさんあるのですが、コレにはやられた。学級編成をする際にはデータ上に児童の情報を入力し、どういった支援が必要かとか、どういうトラブルがあったとか、色々と入力したものを出力して、紙の状態で帯にして貼り替えしながらA組(仮の組)に◯さん〜B組に◯さん〜とかってやるんですけど。そもそものデータで、氏名にふりがな振っていない。データ入力時にちょちょいっとルビ設定していけばいいだけなのに直さない。紙で編成する際に指摘すると、その場で手書きで書くだけ。それだと今後困るんだが〜。しかも一人一人のデータ量が少ない。子供のことまったく把握していないの丸わかり〜。これは新担任の性格(温厚事勿れタイプかつ他人のアドバイスを聞き入れない)のせいもあるけれど、1箇所に問題のある子が集中してしまう結果となってしまい、学級崩壊して、そのフォローに私も奔走することになった。病気なんですけどー! 我、病気ー!


 と、挙げればキリがない。同じ学年になって散々な話を聞かされまくったり、見たり、フォローしたりで、そう考えると、今までも似たようなことが沢山あったはず。

 教務に「あの人どうかしてます!」と訴えても、「注意してもスルーしちゃうんだよ。あれは治らないわ。もう仕方ない。メイ先生も流してよ。」と言われてましたが、そういうの流せるタイプじゃないって分かっているでしょうに。最後の年だからとなあなあにしてさっさと追い出したい気持ちは分かるけど、「殺す!」って言ったのはわりと終盤ぐらいの時で。結構揉めていましたね。私はもう関わらんとこ・・・せいぜい子供に「しんどかったね。そりゃ嫌だよね。それはA先生も言っちゃいけないことだったと思うよ。」と、当事者のお子さんに話して「(しょぼーん)うん・・・。」とやりとりを軽くしたけど。


 彼と組んだことがきっかけで、自殺未遂しました。当時ブログにそのことを書いたら、「命を軽く扱う人に教員になってほしくない」とかコメントされたりもしたけれど、子供と自分の心を守り切れなくてしんどかったんです・・・と言い訳させてください。そういう価値観に合わないのが徹底的に許せないのが私の特性なんです。


 ちなみに、過去に同僚だった別の男性教員がマジでニュースになるような不祥事を犯して(講師だった)免職になっていました。組んだことないと分からんとこもあるけれど、ぱっと見は「仕事はできないタイプだけど、まーちょっとオモシロ系で悪い子ではないかな? 世渡り下手そうだけど。」というだけの印象で、仕事上ではトラブルを起こしていなかったから「確かに悪いことはしてしまったから自業自得だけど、あの子が免職なら、男性教員Aだって相当な処罰を与えられるようなことしてるぞ・・・。」と今になってみると思います。

 教員も人によりけり。私自身だって、若い頃は対応が悪くて(悪気はなかったんだけど、悪く捉えられがちだった。それは今もあるかも。傍目に見ると厳しいと言われがちなところあるし。学級運営がガタつくようなことはしてないけどね。)、「まあ、メイ先生に悪気がないのはコッチも分かっているんだけど、保護者の方とお子さんがお怒りだから。」と謝罪するようなこともありましたので。一概に人のことは強く責められないけれど、この男性教員Aだけは教員を辞めてほしいと願っています。