教員、特にいろいろな教科を受け持ち、学級という一年限りの自分の城を持つこととなる小学校の教員は、持ち物が多過ぎる。
今回、休職に入るに当たって、百均でコンテナ(五百円を10個以上)を購入。ちょうどよい段ボールがなかなか確保しづらい(画用紙のような用紙を入れておく物以外はサイズがバラバラだからすぐ片付けるため)。
それに段ボールにはゴキブリの卵が入っていることがある・・・とかいう話を聞いて、なるべくプラ素材のもので収納することにしました。
持ち物、マジ多いんですよ・・・整理整頓はわりと得意ですが、あると便利なものがたくさんあるもので、なかなか捨てられないのです。
金かけて購入した学級文庫。読書を推している私としては、必須のグッズ。これが低学年〜高学年向けと、大量にあるので、一部は図書室で預かってもらい、かなり費用をかけているものは大事なので念のために自分の車に積みました。+教育書。困りごとがあった時の対応が書いてあったり、教室作りをするときの材料になるものだったり、面談で資料になるものだったり、個人的にイイ!と思ったワークシートだったり、各教科の専門書だったり。めちゃんこ冊数があって、家にも既に本棚一つ潰しています。ただでさえ、夫婦共に読書家(夫は私ほどではないけれど)なので、最近新しく購入したハイキュー!!全巻とメディアリミックス系の本が大量にあって、何かを捨てて収納しようと相談しているところなのに。ちなみに私はBLEACH全巻はもういいやと思っているのですが、夫は気に入っているらしくて、意見の相違で話が進んでいません。
他にもたくさん。多種多様な文房具。くもん系で、書字障害に向いたものや、使いやすいコンパスなどなど保護者の方々に懇談会で「これ!おすすめです!業者の回し者ではありませんが、子供は手先がまだ不器用ですので、せっかく点数とれるところが器用、不器用で差が出てしまうことを防ぐことができますよ!」みたいに販促しているので、そういった特別支援向けの文房具。そしてそれを収納している棚。欠席者向けのメッセージカードとか、絵日記とか、そういったワークシートを収納する棚が一個三千円で購入していて、二つあります。
マジックは消耗品扱いできるので(そういうものは学級費で計上できる)、毎年購入しつつ、使い切らずに溜まっていくので、百均で買った大きなカゴに、リプトンとかいちごみるくとかの五百ミリの容器をせっせと用意して、その中に色別に突っ込んであります。
他にも給食で使うストロー入れだのゴミ袋入れだのをタッパーに入れて収納しています。子供が忘れた時用のマスク、歯が抜けたときなどに使える小さいジップロック、ホワイトボードのペンだのなんだのと、埃除けや収納のし易さから大量のタッパーにそういったものが入っています。
そして図工や理科で使える綿棒やらアルミホイルやら、輪ゴムやら画鋲やら、色紙やら画用紙やらといった紙用品、お笑い要素の百均マイクや猫耳やらお面やらバースデーメガネやらといったおもしろ要素。
掲示物に使えるものは大型のファイルボックスに収納。子供に教える時に便利なグッズなど。百人一首やら、大量のカードゲーム(何が流行るか学年や学級によって変わってくるので、どれも手放せられない。百人一首は6年生を受け持った時に流行ったので、一個五百円かけて8セット用意したものだから、てばなしづらい。)。
とにかく数え切れないくらいの物品を何とかまとめ、子供の力を借りて(こういうお手伝いはどの子も喜んでやってくれる)普段使われない資料室のような場所にぶっこんでおく。
エプロンやら体育時に羽織る大きめのジャージやら軍手といった衣料品は持ち帰って洗濯して(埃除けの意味で羽織ることもあるので、あからさまに汚れないとあんまり洗わない。汚いかもだけど、学校にいたらそういう衛生観念がバグってくる。カビ臭いスーツもロッカーにあるけど、いつ使うかわからないので常駐させている。)、家に一時保管。
といった感じで、めちゃくちゃに物が多いのです。どれも必需品なので、前回の転勤の時も車のトランクに積んで、夫の力も借りつつ学校に運び込んだ次第です。
今回は休職なので、どういったタイミングで復帰するかわかりませんが、今の勤務先はあと一年で転勤のタイミングだったので、復帰したところで中途半端な時期になるだろうから、おそらく復帰プログラムで支援員的な仕事をして去ることになるだろうと思います。学級を持って去ることができないのが残念。転勤すると担当学級の子達が思い切り送別してくれるので、それが嬉しいんですけど。でもまあ、仕方ない話。
今の学級は、LD系の問題のある子とかいますけれど、重めの問題を抱えていた子3人のうち2人はある程度レベルアップさせることができました。一人はマジで思考回路どうなってんだと思うぐらい、やる気がなさすぎて嘘も吐きまくりで、ゲーマーなもんで、しかも保護者の方も「やらせます」と口ばかりで、といった感じで宿題を一切出さない。私が持っているワークシートとかを特別課題としてやらせていましたが、それすら暫くはやっていたけれど、最終的に出さなくなり、「周りのみんなは毎日課題を出している。それが自分のためになると理解しているから、面倒だなと思ってもやっている。あなたはどう思う。」「すごいなぁと思います。」「それで、あなたはやる気は出ないの?」「やる気ありません。」「・・・もう何十回も言ったから、これで最後にします。これから宿題は出さない。そういうことでいいのですか?」「はい。」と言い切り、その下りを保護者に伝えても「やらせます。(口だけ)」で、結局宿題を出さなくなって終わりました。
半ば学級崩壊(反発するような発言はしても授業は聞いてたし、説教も正しいことならきちんと聞いて、宿題も出していたから、半ば。教室の外に脱走するようになったら学級崩壊だと考える。)しているような問題児たちでもやっていたというのに・・・。ここまで打っても響かない子は初めてでした。
とまあそんな愚痴も挟みましたが、教室の片付けを急いでやっております。
何せ、休職に入るタイミングが修了式翌日からなので、春休み中の出勤日も上の方から「むしろ来ないで。片付け終わってないものの引き取りとかにちょこっと来るのはいいけど。」と言われているので、急がねばならぬのです。
最後の演出はある程度考えておりますが、感動的な別れを経て、次の年度へと子供たちを送り出せたらいいなーと思っています。
毎年、卒業学年であっても最後の日に泣いたことはないのですが、今年度は泣くかもしれない・・・保護者の方々も良い方ばかりで、早退が多くて相談もしづらかったであろう私に、最初の懇談会で「持病があり、早退も頻繁にあるかと思います。しかし、休まず、修了式まで子供達を、私の持ちうる限りの力で指導して参りたいと思っております。ご心配、ご迷惑をお掛けするスタートではありますが、どうかご理解いただきたく思います。よろしくお願いします。」と言った年度初めから、最後の懇談会では、昨年から持ち上がりの方からは「今年度もメイ先生で良かったです。」と言ってもらえ、「メイ先生には色々ご負担をお掛けしてしまいましたが、細かなところまでご支援いただきありがとうございました。」など、感謝のお言葉をいただけたので、時にはグレーなことも(給食中に黙食は可哀想だからリクエスト制で動画流したろ・・・)(この動画、家で親も観たいだろうから撮らしちゃえ・・・)してきましたが、自分なりに精一杯やって良かったなと思いました。
・・・なんて感傷に浸るのは、来週を迎えてから!!! 最後まで、やるべきことが山盛りなので、急いで捌いていかないと!
といったところです。明日は何ヶ月も美容院行けてなかった(疲れて休日はバタンキューして、冬休み以来行けてないはず)ので、美容室で髪の毛とぅるとぅるにしてもらってきます。あとついでに癖毛だからパーマのかけ直しも。最近、毛が細いのか抜け毛が酷いのか、髪の量が少ないのが悩み・・・。ふわっとしてもらいます。